お仕立て・部分的なサイズ直し・リフォーム承ります
着物の魅力、着る人にあわせて作りかえができること
着物のお誂えの際にお仕立てをさせて頂くのはもちろん、お持ちの着物や長襦袢・羽織などお仕立て直しやサイズ直し、リフォーム。お子様の七五三着物の肩あげ・身あげやお宮参りの着物へのお仕立て直しなどもを承っております。
お仕立て項目
- お仕立て
- お仕立て直し
- リフォーム
- 部分的なお直し
- お子様の身あげ・肩あげ
お仕立て
お仕立の際にお客様のご希望をお伺いし、必要であれば採寸をさせて頂いております。仕立てだけでなく紋入れ・染めなどの加工のご相談も承ることができます。また着物の仕立に必要な胴裏、衿裏、八掛など小物類もご用意しております。
お仕立料金
料金表ただいま作成中です。
お持込み
仕立てのみのご依頼も受付しております。
納期
ご注文状況・ご注文内容にもよりますが、お仕立てのみのご依頼で約1ヶ月半~2ヶ月ほど期間を頂いております。
お仕立て お客様のご依頼品
画像をクリックして頂くと大きい写真でご覧いただけます。
綿の生地のお仕立て
東アジアでお買い求めになられたバティック生地をご依頼頂きました。単衣の着物にお仕立て。お洒落な出来上がりです。
- ご依頼品 バティック生地
- 着物にお仕立て
- 柄あわせも素敵にできました
お持ち込み
お家に眠っていた着物と八掛生地。。お仕立てだけでももちろん承ります。長年保管されておられたので、反物の端に少しヤケと所々にシミが出てきていました(シミの例:写真2枚目白い丸の部分)。しみ抜きは不要との事でしたので、お仕立ての配置でシミが表側に出ないようにしました。キレイに仕上がっています。
- ご依頼品の着物と八掛
- シミの部分は表に出ないようにしました
- お仕立て上がり
- 初釜へ向けて反物のお仕立てをご依頼頂いた内容をブログに書いてます:https://sizukyou.com/2019/01/12/sewing/
名古屋帯の反物を二部式の名古屋へお仕立て
名古屋帯反物をご依頼頂きました。二部式帯(お太鼓と胴回りを別にする)をご希望で、二部式の名古屋へお仕立てさせて頂きました。
- ご依頼品 名古屋帯反物
- 名古屋帯にお仕立て 二部式に
- 名古屋帯 裏側
お仕立て直し
例えば、“サイズの合わない着物を自分のサイズに仕立て直す”“長く着続けていて、ほつれが出てきた”など、サイズ・着物の状態をよくするために、着物を解く→洗う→仕立てます。解いて洗う事で、着物の生地は丸洗いよりかなりきれいになります。さらにご希望のサイズにできるだけお仕立てします。(生地の幅や長さによってはできないケースもあります。ご依頼時に確認します)この時に、八掛を違う色にすることも可能です。八掛の色を変えるとかなり雰囲気も変えられます。仕立て直しによって着物をより長く楽しく美しく着続けられます。
お仕立て直しできるもの
着物・羽織・道行・道中着・長襦袢
ご依頼
お仕立て直しされる着物をお持ち頂きます。着物のサイズと状態を確認・お客様のサイズを採寸いたします。お仕事内容とお見積り金額をお伝えしましてお仕事を承っております。お時間を頂きますので、ご予約頂けますと有難いです。
お仕立て直しの工程
解く→洗張→お仕立てという3工程になります。
お仕立料金
工程ごとに料金を計算して合計金額をお出しします。ご依頼時にお見積り金額をお伝えいたします。
納期
約2ヶ月~2ヶ月半ほど期間を頂いております。
お仕立て直し お客様のご依頼品
画像をクリックして頂くと大きい写真でご覧いただけます。
振袖のお仕立て直し ヤケ直し
受け継がれたお振袖。シックな黒と可愛いパラソル柄が印象的です。ご依頼頂きました時の状態は、黒色の生地部分がヤケ、糸は弱っていました。ヤケ直し・サイズをお嬢様の寸法にするため、お仕立て直しさせて頂きました。黒色が生き返り、サイズも調整でき、お召になったお姿が本当に可愛いです。(写真はお客様から許可頂いております)
- 肩と袖付け部分、身頃にもヤケがありました
- 肩・袖付け部分
- 糸も弱っていました
- ヤケ直し・洗張りをして黒がキレイなっています
- お仕立てをしてヤケも分からない美しい元通りに
- お召になった姿に感動します
受け継がれた着物のお仕立て直し 振袖
お振袖お仕立て直しさせて頂きましたお仕事をブログにてご案内しております。ココをクリックしてください。
古くなった着物のお仕立て直し
大島紬の着物。肩の部分・お尻の部分ともに糸が弱っていたのと、サイズがあっていないとの事で、お仕立て直しをご依頼頂きました。着物と八掛は洗張りをしてきれいに。胴裏は新しいものをつけて、マイサイズにお仕立てすると、新品のような美しさが戻りました。
- ご依頼品の大島紬 肩の糸の弱り
- 胴裏も新しくなり、シャキッとした大島紬の風合いがもどりました
- お仕立て上がり 色がしっかりきれいに出ています
受け継がれた着物のお仕立て直し 紬の単衣着物
お祖母様の着物をお孫さんが受け継がれてこれから着るためにお仕立てご依頼頂きました。状態は“糸弱り・古いシミ各所・擦り切れ・サイズが合わない”という色々な要素をお仕立て直しで改善いたします。お客様のご意向もあり、今回はしみ抜きをしていません。解く→洗張り→お仕立ての3つの工程です。ですが、汚れ・シミはお仕立ての際に工夫して隠しています。擦り切れは生地をカットしてから洗張りをしました(生地に余裕があったので擦り切れたところを切っています)。とても良好な状態にお仕立てあがり、お客様にもお喜び頂けました。何より嬉しいです。また次の代に受け継げるようにしますね!と嬉しいお言葉も頂きました。次の世代に受け継げたら4代。着物だからこその魅力の深さを感じます。※撮影した日が異なり、光の加減の違いでビフォーアフターの色味が異なりますが同じ着物です。
- ご依頼品 裾擦り切れ
- 裾、背中心の糸ほつれ
- 脇の糸弱り
- 衽のシミ ここは目立つので仕立て直しでなんとかします
- 衿のシミ
- 右肩のシミ
- 衿の汚れ
- 洗張り後の着物 シャキッと生地の色がワントーン上がりました
- 生地の状態を確認、お仕立てでシミを隠すように和裁士さんに指示します
- 仕立て上がり 衿のシミ・汚れはありません
- 仕立て上がり 衽のシミありません
- お仕立て上がり 右肩のシミありません
受け継がれた着物のお仕立て直し 小紋袷着物
受け継がれた大切でそして可愛い小紋の着物。気がつけば裏地の胴裏が茶色‼カビ⁉驚かれたそうです。分かります。でも大丈夫です。お仕立て直しで改善できましたので、その様子を写真でご覧ください。
工程は“解く→洗張り・カビ取り→お仕立て”3工程。カビ取りは特別なしみ抜きではなく洗張りの通常料金内でいたしました。胴裏は古いものは処分して新しいものをつけています。洗って全体のくすみ、気になるカビをとれるとワントーンあがるような感覚。そしてご自身のサイズにお仕立ていたしました。裄が足りないのが気になられてたのも解消できたので、気持ちよくお召いただけるように。「キレイ!今年着たいです。」とお喜び頂けて何よりです。
- ご依頼品 胴裏のカビ
- ご依頼品 胴裏のカビ
- ご依頼品 八掛
- ご依頼品 袖口の薄汚れ
- ご依頼品 お袖など小さい白いカビ(黄色のシール部分)
- 洗張り後
- お仕立て後 胴裏は新しくしてきれいに
- お仕立て後 八掛の美しさが戻ってきました
- お仕立て後 袖口の薄汚れはきれいに
- お仕立て後 カビがとれました
リフォーム
お仕立て直しとは異なり、着物や帯・羽織やコートを解き、洗張りをして今までと違う形に仕立をすることです。着物に、帯・羽織・コートに・・・幾通りの方法がございます。ただし生地の長さや状態・素材によってご希望のリフォームが出来ないものがございます。可能か確認をさせて頂いた上でお仕事を承ります。
リフォームできること
- 着物をリフォーム:羽織・道行・道中着・帯・長襦袢
- 羽織をリフォーム:道行・道中着・帯
- 名古屋帯をリフォーム:半巾帯。名古屋帯が短くてお困りの場合は、名古屋帯を自由文化帯という二部式の帯にすることができます。名古屋帯としてそのまま使え、柄出しもきちんとできる方法です。
ご依頼
リフォームご希望の着物や羽織などをお持ちいただきます。着物のサイズと状態を確認・お客様のサイズを採寸いたします。お仕事内容とお見積り金額をお伝えしましてお仕事を承っております。お時間を頂きますので、ご予約頂けますと有難いです。
リフォームの工程
解く→洗張→お仕立てという3工程になります。
リフォーム料金
工程ごとに料金を計算して合計金額をお出しします。ご依頼時にお見積り金額をお伝えいたします。
納期
約2ヶ月~2ヶ月半ほど期間を頂いております。
リフォーム お客様のご依頼品
画像をクリックして頂くと大きい写真でご覧いただけます。
羽織から名古屋帯
丈が短くている羽織。リフォームで名古屋帯に生かしました。羽織の長さによりますが、基本的に身丈が短いので名古屋帯にリフォームする場合は二部式(お太鼓と胴回りが別になっている)の名古屋でお仕立てします。丈が短くて着にくい羽織を生かす方法としてオススメです。
- リフォーム前の羽織
- リフォームの為、解いて洗張りしました
- リフォーム後 名古屋帯(二部式)が出来上がりました
- リフォーム前の羽織
- リフォーム後 名古屋帯に
着物から名古屋帯
着物を名古屋帯にリフォーム。着物を解いて洗張りします。それから名古屋帯にお仕立ていたします。可愛い名古屋帯になりました。後ろ側をご覧いただくと、帯を着つけるための紐がついています。お太鼓と胴回りを紐で身に着けていきます。
- ご依頼の着物を名古屋帯にします
- リフォーム後 二部式の名古屋に
- 二部式名古屋帯の後ろ側
お洒落袋帯を二部式(お太鼓と胴回りを別にする)
お洒落袋帯をお召になるときにもっと簡単にしたいというご希望で、二部式(お太鼓と胴回りを別にする)にいたしました。二部式にすると胴回りを巻いてからお太鼓をつけるので背中に手が回りにくい方にも重い帯でお困りの方にオススメです。
- ご依頼のお洒落袋帯
- 二部式にしました
- 二部式になった帯の裏側
お洒落袋帯を半巾帯に
お洒落袋帯を気軽に使える半巾帯へとリフォーム。古い帯でしたので一旦解いて洗張りをしてから半巾帯へお仕立ていたしました。こちらの帯は、サイトを運営しているわたし自身のものですが、織りがしっかりしていて中に入っている芯も硬くて重いため何度かこのまま着てみましたが着付けにくい・重いという点がかなり厳しいタイプの帯でした。頂き物でしたが古くてカビの匂いもしていたので、思い切ってリフォームをしました。きれいに洗って匂いもなくなりました。帯がかなりしっかりしていたのであえて帯の芯地は入れずに半巾帯に仕立てました。気軽に使えるようになって、こちらにリフォームした方がよかったと思っています。
- リフォーム前 お洒落袋帯
- 解いて洗張りしたところ
- 半巾帯にお仕立て上がり
着物をコートへリフォーム
着物をコートへリフォームさせて頂いたお仕事をブログにてご案内しております。ここをクリックして下さいリンクしています。
部分的なお直し
お直しは、“裄直し““袖丈直し”という部分的なお直し方法を承っております。サイズが合わないものも全部をお仕立て直しのするのではなく、部分的なお直しをすることで着やすくなります。お直しは小さいけれど大きな効果があります。
裄直し
背縫いから、そで口までの長さを長くする(または短くする)ために部分的に縫い直しをする事。
ご依頼
裄直しご希望の着物や羽織などをお持ちいただきます。裄が出せるかは、お持ちの着物の袖付部分の生地巾によります。ご依頼時にサイズと状態を確認・お客様のサイズを採寸いたします。お仕事内容とお見積り金額をお伝えしましてお仕事を承っております。お時間を頂きますので、ご予約頂けますと有難いです。
裄直し工程
袖つけ部分と袖の振りを解きます。袖つけ部分と袖の振り部分の折目を伸ばすためのスジ消しという作業‘ゆのし’をします(ゆのし:蒸気でシワを伸ばす方法)。希望の裄の長さになるように袖の振りと袖付け部分を縫います。
裄直し料金
- 着物 7,000円~
- 長襦袢 5,000円~
- スジ消し 3,000円。今までの折り目を伸ばすスジ消し作業が別途必要です。
納期
約1ヶ月半~2ヶ月ほど期間を頂いております。
袖丈直し
袖の長さを長くする(または短くする)ために部分的に縫い直しをする事。女性の袖丈は、結婚前なら1尺4~5寸(約53~57cm)、結婚後は1尺3寸(約48cm)と長さが異なります。また振袖は、結婚された時に袖丈を短くして訪問着として嫁入り道具にされます。アンティークの着物の袖丈は長さが色々ありますので、長い袖丈を短くしたり、逆に短い袖丈を長くすることも出来ます。
ご依頼
袖丈直しご希望の着物や羽織などをお持ちいただきます。袖丈が出せるかは、お持ちの着物の生地丈によります。ご依頼時にサイズと状態を確認・お客様のご希望のサイズを伺います。お仕事内容とお見積り金額をお伝えしましてお仕事を承っております。お時間を頂きますので、ご予約頂けますと有難いです。
袖丈直し工程
袖底部分を解きます。袖底部分の折り目を伸ばすためのスジ消しという作業‘ゆのし’をします(ゆのし:蒸気でシワを伸ばす方法)。希望の長さになるように縫います。
袖丈直し料金
- 着物 7,000円
- 長襦袢 4,500円
- スジ消し 2,000円。今までの折り目を伸ばすスジ消し作業が別途必要です。
納期
約1ヶ月半~2ヶ月ほど期間を頂いております。
衿のかけかえ
衿の汚れが古くてしみ抜きしても取れない。また変色してしまっている等。しみ抜きでは取れない場合にお直しでキレイにする方法。衿は下衿とかけ衿の2重になっています。(下の衿まで汚れが定着していなければ)キレイな下衿を上に出して部分直しする事で、表にキレイな衿を出します。
衿のかけかえ工程
衿の部分を解きます。キレイな下衿の部分を表に出して、汚れているかけ衿は着付けした時に見えない位置になるようお仕立てします。画像はブログに記載しました。ココをクリックしてくださいリンクしています。
袖丈直し料金
- 着物 10,000円
納期
約1ヶ月半~2ヶ月ほど期間を頂いております。
お子様の着物
‘宮参り・七五三・十三参り’ お子様の成長にあわせて着物も変化させます。裄は肩あげ・身丈は身あげをすることで、お子様のサイズに調整することができます。またお宮参りの着物はお仕立て直しをして七五三着物にできます。同じ着物をお子様の成長にあわせて調整できるのは着物ならではの特徴です。ぜひご活用ください。
お子様の着物の項目
- 肩あげ・身あげ
- お仕立て直し
着物とお子様のサイズ、何歳で着るかなど、ご依頼の状態や条件が異なるため、ご依頼の際にサイズやお仕事内容を確認の上、金額をお伝えします。
肩あげ・身あげ
肩あげ・身あげをすることでサイズ調整をすることができます。裄・身頃をお子様の腕の長さ・身長にあわせてつまんで縫います。画像をクリックして頂くと大きい写真でご覧いただけます。
女の子 着物と長襦袢の肩あげ・身あげ
- 身あげ前
- 肩あげ・身あげ 前
- 肩あげ・身あげ
- 身あげ前
- 肩あげ・身あげ
- 肩あげ・身あげ
- 女の子の七五三の着物。身あげ・肩あげしてていないまっすぐの状態。
- まっすぐだった肩と身ごろ部分をつまんで縫っています。これでサイズが小さくなり、お子様にぴったのサイズとなります。
- .着物と同じく、長襦袢もお子様のサイズにあわせて、肩と身ごろの部分をつまんで縫っています。着物だけお直しすればよいのではなく、着物の下に着るものなので、長襦袢も両方とも”身あげ・肩あげ”します。
- 袖が筒袖の場合(お宮参りの時は、袖が筒袖という状態になっています)は、通常の着物のように丸みのあるお袖に直します。
男の子 羽織と着物の肩あげ・身あげ
採寸している様子。
羽織と着物を肩あげ・身あげ。写真に長襦袢はありませんが、長襦袢もサイズによっては肩あげ・身あげが必要です。
- 羽織の肩あげ
- 羽織の身あげ
- 羽織 できあがり
- 着物の肩あげ
- 着物の身あげ
- 着物 できあがり
お子様 お仕立て直し
“身あげ・肩あげ”以外にも、お子様の成長とお祝い事にあわせて着物を仕立て直しすることができます。着物からお宮参り用の初着にできます。またお宮参り用のきものから着物にもどすことができます。このような場合は仕立て直しになることもあります。サイズや着物の大きさによって対応がことなりますので、ご相談ください。
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