【着物再生】普段着の着物を受け継ぐために知っておきたいこと『はじめの3歩目-着る準備メンテナンス』

普段着の着物を受け継ぎたい時に知って頂きたいことを順番にお話しさせていただいています。

  1. 【着物再生】普段着の着物を受け継ぐために知っておきたいこと『はじめの1歩』
  2. 【着物再生】普段着の着物を受け継ぐために知っておきたいこと『はじめの2歩目-種類と季節を知る』

仕分けができて、実際に着たいお着物が決まって着ましたでしょうか。難しく感じられるかもしれませんよね。なぜ難しく感じるか…実は、着物と向き合っているようで本当は自分自身と向き合う時間でもあります。自分がどうしたいかを誰かに決めてもらうのではなくて自分で心に決めて、そこから進める作業というのは意外ふだんの生活でしてないと思います。優しい方ならいつも誰かを優先してこられて、自分の為のことは後回しにしておられてませんか。そうだとしたら、自分で好きな着物を決めるのも色々ぐるぐる考えてしまって決めかねてしまうかもしれないです。大丈夫です、好きなものと一緒にいることを少しづつ決めてみましょう。

今までの2回は基本的にご自分でご判断いただけるような内容です。ここからちょっとプロに頼った方がよいかもしれない事が加わってきます。長期保管してるうちに、まったくきれいな素晴らしい着物と、ちょっと心配な見た目をしている着物など、メンテナンスや保管されてるところなど条件によってバラバラです。心配なものは、手をかけてあげたいですね。ずっと寝ていた子なら何十年もの眠りから覚める時ですもの、トントンおきましょう!だけでは難しい時もあります。メンテナンスやお仕立てお直しのお仕事をしている経験から知って頂けたらと思うメンテナンスのお話です。

 

1.普段着の着物 サイズ確認

  • 浴衣が着れる方でしたら、浴衣と同じようにお洋服の上からでよいので、腰紐を使って着てみてください。身長に対して着丈が足りているか・腕の長さ(裄といいます)が足りているか・身幅、ボディ回りもしっくりよい感じか、確認して頂けたらと思います。
  • 浴衣が着れない・着物になれない方はも簡単に見れる方法があります『着物の縦の長さ』が『ご自身の身長くらい』あるかが着丈の大まかなチェック方法です。腕の長さは、ザっと羽織ってみて腕の長さだけなら長いか短いか見てみましょう

腕の長さや身長が足りていると一安心です。サイズの確認が難しい場合はご相談下さい。一緒に確認させていただき、もし身長差があってお直しや全体のサイズ直しが必要場合は、受け継がれた着物がお召いただけるようにお仕事いたします。(生地の長さや幅は着物によってそれぞれ異なりますので、対応できるかは確認が必要です)

 

1.普段着の着物 状態の確認

受け継がれている着物、数年眠っているということもあります。そこで生地の状態が良いかどうか、という事も確認したいです。中も広げて見てみましょう。未着用のしつけ糸がついたままの着物同じです。着てないのに?そうです着てなくても絹は天然の繊維、たんぱく質を主にしたお肌に優しい素材です。さらに吸湿機能がありますので着た時に快適なのですが、その吸湿機能で湿気を取り込んでくれてそのまま湿気があるとカビの原因になります。化学繊維ではないので、手をかけてあげたいポイントです。そのため、着物の内側も大丈夫かということをチェック頂きたいです。

1.着物 表側チェック

  1. 衿:衿が一番お顔回りで目に入る場所ですし、着た時の汚れが付きやすい場所です。ブラウスの衿元と同じ感じで来ているとうっすら汚れます。それを例えば着たまま収納されていたり、保管している間に着た時の汚れが時間を経て浮き上がってきているありますので、衿元は要チェックです
  2. 全体:シミやヤケなど着る時に目立つ汚れがないかチェック。シミは楽しい時間の勲章だから勲章を見つけたらシミヌキしてあげましょう。

2.着物 内側チェック

  1. 背中の生地:着た時に背中にあたる部分の裏地。胴裏という名前で、基本的に絹の白い生地がついています。収納している期間が長く湿気がこもったままの状態で保管していると、この胴裏という内側の生地からカビが出てきます。そのカビちょっとなら、見えない部分なので多少のことは目をつぶって着て頂いてもいいかと思います。でもあまりに茶色い点々が出ていて、このまま着るのははばかられるような状態もありえますので、大丈夫かチェックしましょう

2.普段着の着物 着用前の事前のお手入れ

【2.普段着の着物 状態の確認】をして頂いてありがとうございます。チェックしていただくとだいたい5つのケースが予想されます。

  1. そのまま着られる
  2. 汚れは気にならないけど、たたんでいる折り目以外にもシワがあちこちにある
  3. 保管している時間が長くて湿気てるようななんだかさっぱりさせたい
  4. 古いシミがある
  5. 衿の汚れがひどい

この5つのケースだった場合に考えられるお勧めの対処方法をご案内させていただきます。あくまでもこれから着るのに気になる事を対処することを目的としています。気にならない良い状態ならそのままですし、着る時に気になる部分を改善する必要最小限でできるようにご提案したいと思っています。本当は最後の着た後のお手入れが大事にしてもらえるとキレイな状態が続けられるので意識していただけたらと考えています。

1.そのまま着られる

素晴らしい状態で保管されてるので安心。

2からは、対処が必要と思う内容なので順番にお話ししていきます。

2.汚れは気にならないけど、たたんでいる折り目以外にもシワがあちこちにある

長年保管している、同じ引き出しに何枚かいれていて出したり入れたりしてるうちに、たたんでいる以外の場所にもシワが寄ってしまうことはあります。ご自分でアイロンで伸ばせそうなら伸ばしてみてください。でもちょっとだけ心配なのが素材が絹なので、アイロンでテカってしまったら困ってしまいます。上手な方いらっしゃると思うので、できれば着た時に目立たない場所で試してから、生地の状態に気を付けていただいてプレスしてください。自信がない方は、プロはテカることなくピシッと伸ばしてくれるので【プレス】してもらうのをお勧めします。(汚れが気にならない場合に限ります)プレスだけしてもらって、シュッときれいな状態で気持ちよく着られます。

3.保管している時間が長くて湿気があるような気がする。くたっとしている感じ。

長年保管していると思っておられるより湿気がこもっています。生地がなんとも重いような感じ。くたっとしているような雰囲気。さきほどと同じくプレスして、シャキッとさせるといいと思います。また前回の着用後に洗ってない、またちょっと全体に汚れが気になる場合は丸洗いが向いている場合もあります。丸洗いは、洗う工程とプレスする工程の両方をします。

4.古いシミがある ← お手入れしましょう シミヌキ・丸洗い

いつの何のシミか分からない…。そんな事もありますのでその時は、シミヌキしましょう。古いシミはシミヌキが大変繊細な作業になるのと、シミがある部分を直接上下で手を入れて作業したいので、留袖の一部分を解いて、シミがある部分に直接作業できるようにします。もちろん解いた部分は縫い直しするので元通りになりますが、それだけ工程が増えることになります。また古いシミがある着物はやはりそれだけ全体に汚れや洗った方がよいコンディションであることがシミヌキと全体を洗う丸洗いをして、全部キレイにお手入れさせていただく事をおすすめしています。料金もその場で確定できないので職人にいったん見て頂きます。お見積りいたしますので、古いシミがある場合は、ご予算とお時間に余裕があると安心です。※古いシミはのシミヌキは善処しますが新品のような完全になかったことになるのは難しいことなどご了承ください。

5.衿の汚れがひどい ← お手入れしましょう 衿の汚れを取る・丸洗い

衿は汚れやすいです。ブラウスの衿元が1日着ただけでも汚れますので、着物も同じように汚れます。でも目立つところなのできれいにしておきたいですね。衿が汚れていた場合、前に着た時の汚れが残っているので古い汚れです。古いシミヌキと同じく繊細な作業になりますので、よごれをできるだけとる。またはどうしても古くて衿汚れが取れない場合は、衿の部分のお直しで下についている衿を上に場所移動させる『衿のかけかえ』というお直し方法もあります。できるだけ料金と汚れの対処法のよりよい方法をご提案したいと思っています。衿に汚れが残っている状態なら、全体も気になるようなことがあると思われますので、衿汚れをとる作業と全体を洗う丸洗いをして、全部キレイにお手入れさせていただくのも必要かもしれません。料金もその場で確定できないので職人にいったん見て頂きます。お見積りいたしますので、気になる衿汚れがある場合は、ご予算とお時間に余裕があると安心です。※古い衿汚れがきれいになるよう善処しますが新品のような完全になかったことになるのは難しいことなどご了承ください。

 

ここでお話させていただきました丸洗いとは、着物のクリーニングのことです。当店の丸洗いのお仕事内容もご案内させていただきますが、事前の対処法は着る時に気になる部分を改善する必要最小限でできるようにご提案したいと考えています。

丸洗いとは

丸洗いとは、着物を解かずにそのままの状態で洗う事です。当店の丸洗いは、全体を洗うだけでなく細かなお仕事も含めて承っております。丸洗いの料金に【全体の丸洗い・衿と袖口の部分洗い・5ケ所簡単なシミ抜き・汗抜き】が含まれております。下記にお仕事内容をご案内いたします。

  • 丸洗い………全体を洗います(着物を解かずにそのままの状態で洗う事)
  • 衿・袖口……衿と袖口は必ず汚れるので、部分的に別途汚れをとります
  • シミ抜き……部分的な汚れ・シミをとります。料金に含まれるしみ抜きは、5ヶ所まで。6ケ所目から1ケ所につき500円頂戴いたします。簡単なシミや、最近ついたシミを対象としています。
  • 汗抜き………汗をかいたところは、別途汗抜きの工程が必要です
  • 仕上げ………プレス。新しいたとう紙に入れてお渡しいたします

上記すべてが丸洗い料金に含まれます。時間の経過したシミやワイン・珈琲・血液など色の濃いものなど、状態によっては別途料金が必要になります。その場合はお見積りいたします。

ココをクリックしていただくと丸洗いご案内ページに進みます。

サイズがこのままお召いただける場合はお手入れするだけでOKです。サイズが違って直したい時は部分的に直す裄直しや全体を直す仕立て直しという方法があります。ここからはサイズが違う場合のお話をさせて頂きます。

 

3.普段着の着物 腕の長さだけ直したい[裄直し]

事前にサイズの確認で、身長は同じでも腕の長さだけ違う。そんな時にできることは、【裄直し】裄とは腕の長さの呼び方です。首の付け根の中心のぐりぐり~手首のぐりぐりまでの長さです。身長は同じでも腕の長さが違うこともありますよね。その時は、部分的に直してあげるか、ちょっとだけならそのまま直さないで着ることもアリです、もちろんご了承の範囲です。

ただ注意点が多いです。部分直しは一部分を調整するので気を付けることがでてきます。また生地の状態などを考慮しますと部分的なお直しでは難しい場合が多いので、仕立て直しをお勧めする事があります。

【裄直し】をする工程

  • お袖と身頃(ボディ側)を外して→つける部分を全部解く(袖のボディ側は全部解きます)→今までの縫い目の部分の折れ目を伸ばす→縫いなおす
  • 留袖には『比翼』という衿・袖・裾まわりに通常の着物にプラスして白い生地をつけています。2重になるようにあえてつけているものです。幸せが2重に、生地も2重に。その比翼も裄直しで同じようにお袖と身頃(ボディ側)外して縫い直します

【裄直し】気を付ける事

  • 生地の巾:お直しして伸ばせるだけ、生地の幅があるかどうか。伸ばしても希望の長さまで伸ばせるかどうか。が問題です。
  • 生地の状態 縫い糸:部分的なお直しで大丈夫な生地の状態である事。例えばかなり古くて縫っている糸が弱ってお尻のところとや袖がついてるところが破れそうなどあると仕立直しの方がよいかもしれません。
  • 生地の状態 見た目:この部分だけお直しするので、縫い合わせていた部分の柄が今までと同じ場所で縫えないです。普段着の着物の小紋や紬なら、柄合わせする必要がない着物なので気にしなくても大丈夫です。
  • 生地の状態 ヤケ汚れ:古くて生地がヤケて変色していると、今までの中に入っていた生地との境目が目立つ可能性がある。
  • 長襦袢:中に着る長襦袢もお直しする必要がある

 

4.普段着の着物 袖の長さだけ直したい[袖丈直し]

裄直しと同じく部分的なお直し『袖丈直し』という方法があります。これは着物の袖丈(袖の上から下の長さのこと)が若いころ(10代20代)は長い目にする方が可愛いので、ハイカラさんのイメージで伝わりますでしょうか、お袖がひらひらとなびくのが可愛い女性らしいお嬢様の感じ!という可愛さで袖丈を長くしていたりします。もちろん振袖ほど長くはありません。でも大人になるとお袖丈はだいたいこの長さ、という決まりがあります。約49cmです。年齢を重ねて長い袖丈ですと、ちょっと不自然なことも。身長が高いかたはバランスをちょっと長くてもよかったりしますが。基本的な長さがある事を知って頂けたらと思います。お袖の長さはメジャーで上から下までの長さを測ると分かりますので、よかったらチェックしてみてください。

 

5.普段着の着物 サイズがあわない時は[お仕立直し]

お仕立て

お仕立て直しとは

全部解いて、反物の状態につなぎあわせてお洗濯をします。キレイになった生地で、サイズにあわせて縫います。解いて隅々まで洗うことが出来て、サイズも調整できるのが着物のすごいところ。次世代へ未来へのバトンを渡せるように作られていますので、その魅力を知って頂けると嬉しいです。

【お仕立直し】必要なケース

  • サイズがあわない
  • 生地の状態や縫っている糸の状態がよくない
  • 裏地が変色している
  • カビ・ヤケ・シミなどの汚れがひどい

【お仕立直し】工程

  1. 解く :縫っている糸を全部解きます
  2. 洗う :解いた生地を反物の状態に仮縫いをして一枚の状態にします。それを洗います。解いて洗うので、この状態なら古いシミをとる作業などもしやすいですし、隅々まできれいにできます
  3. お仕立:希望のサイズに仕立てます。生地の巾や長さはあるだけになるので、その中でできる範囲でお仕立します
  4. 追加 :表の振袖の生地、内側の生地が全部そのまま生かせるなら追加はありませんが、裏地が変色しているなど交換した方がよければ、新しいものを用意します
  5. 長襦袢:お仕立直しをするなら、表側の振袖と一緒に内側に着る長襦袢もお仕立直しして、全体のサイズが一緒に仕上がるようにします

【お仕立直し】気を付けること

サイズの限界がある:新しい反物からお作りするわけではありませんので、今ある生地の長さと巾がある範囲は決まっています。そうです限界があります。今ある生地巾と長さが着用される方のサイズにあわせられるかがポイントです。着物の巾を確認して判断しますが、だいたい160cmくらいの方までは大丈夫なことが多いです。もちろん見てみないと分かりませんし一概には言えませんので、実際に一部分解いて生地の巾を確認する必要があります。新しいものではないことをご理解いただいて、できるだけご希望にお答えしていきたいと思っています。

 

着物の仕立て直しのすごいところは、古くなって洗っても取れない状態になっても新しい生地に交換するなど工夫ができます。パーツ交換することを考えられた構成なので、無理かも…というお着物も以外とキレイになったりします。そこが腕の見せ所ですので、気になる着物は遠慮なくお声がけいただきたいと思います。腕の良い職人と一緒に着物を再生いたします。ではどんな風にキレイになるかの事例をご紹介。ご参考になりましたら幸いです。

 

お仕立て直し事例

普段着の着物 仕立て直し 古くなった着物

大島紬の着物。肩の部分・お尻の部分ともに糸が弱っていたのと、サイズがあっていないとの事で、お仕立て直しをご依頼頂きました。

  1. 解く
  2. 洗張(洗う工程):着物と八掛は洗張りをしてきれいに
  3. パーツ交換:胴裏(裏側の背中に着ける生地のこと)は新しい生地に交換
  4. お仕立て:マイサイズにお仕立てすると新品のような美しさが戻りました。

普段着の着物 仕立て直し 受継いだ着物 紬の単衣着物

お祖母様の着物をお孫さんが受け継がれてこれから着るためにお仕立てご依頼頂きました。状態は“糸弱り・古いシミ各所・擦り切れ・サイズが合わない”という色々な要素をお仕立て直しで改善いたします。

  1. 解く
  2. 洗張(洗う工程)着物をキレイに
  3. お仕立て 工夫してお仕立することでよりきれいに仕上げます

お客様のご意向もあり、今回はしみ抜きをしていません。汚れ・シミはお仕立ての際に工夫して隠しています。擦り切れは生地をカットしてから洗張りをしました(生地に余裕があったので擦り切れたところを切っています)。とても良好な状態にお仕立てあがり、お客様にもお喜び頂けました。何より嬉しいです。また次の代に受け継げるようにしますね!と嬉しいお言葉も頂きました。受け継ぐ着物だからこその魅力の深さを感じます。※撮影した日が異なり、光の加減の違いでビフォーアフターの色味が異なりますが同じ着物です。

の深さを感じます。※撮影した日が異なり、光の加減の違いでビフォーアフターの色味が異なりますが同じ着物です。

 

普段着の着物 仕立て直し 受け継がれた着物 小紋袷着物

受け継がれた大切でそして可愛い小紋の着物。気がつけば裏地の胴裏が茶色で驚かれたそうです。分かります。でも大丈夫です。お仕立て直しで改善できましたので、その様子を写真でご覧ください。

  1. 解く
  2. 洗張(洗う工程)
  3. カビ取り
  4. パーツ交換:胴裏生地(背中の裏地)
  5. お仕立て

胴裏は古いものは処分して新しいものをつけています。洗って全体のくすみ、気になるカビをとれるとワントーンあがるような感覚。そしてご自身のサイズにお仕立ていたしました。裄が足りないのが気になられてたのも解消できたので、気持ちよくお召いただけるように。

普段着の着物 仕立て直し パーツ交換 裾の生地の色を変える

写真のお着物、明るい朱色で若い可愛いイメージですね。仕立て直し時のパーツ交換で、裾の生地を違う色に交換することもできるんです!

朱色で可愛いイメージを例えば茶色に交換したら、だいぶと印象が変わりますよね。こんな工夫で同じ着物もお仕立直しをするときに色を変えることで、イメチェンジも楽しむんです。イメチェンで若いころの着物を年齢を重ねても着られる工夫。さらに追加すると、染めて全体の色を変えることもできます。同じ着物が色違いで生まれ変わらせる方法もあります。工夫は無限大です。着物のすごいところ、伝わりますでしょうか。

 

お仕立直しの事例をご紹介させていただきました。こんな風にちょっと困った!というお着物も再生可能かもしれません。復活したら嬉しさ倍増です!もちろんキレイになることと、仕立て直しでサイズをマイサイズにすることは同時進行です。きれいになってサイズもあう、自分用の着物に変身させて受け継ぐことができる。ということを知って頂けると嬉しいです。

メンテナンスをしたら、あとは着て楽しんで下さいね!

ここまで『【着物再生】普段着の着物を受け継ぐために知っておきたいこと『はじめの3歩目-メンテナンス』』をお話させていただきました。はじめの1歩は、本当にはじめの1歩な内容で『何をどうしようか』判断にお困りでしたら、ある程度分けるところまではできるように心がけました。2歩目は種類と季節を知る。ということで、好きな着物はいつ着る何なのかをお伝えさせていただきました。3歩目は着るためのメンテナンスについて、個別案件なこともあるので、難しかったかもしれません。色々ごらんいただいて、ご判断が難しいとお考えでしたら、よろしければお声がけ下さい。ここからはそのためのお時間についてのご案内です。

カウンセリング

家族の嬉しい日を彩ってきた着物がお手元にあるけどどうしたものかお困りではありませんか。色々分からないことが多いと思います。もしよろしければ、ご相談下さい。カウンセリングいたします。そのためにお時間をとっていただきたいので、お手数をおかけしますがご予約くださいませ。カウンセリングでは、受け継ぐ喜びをお手伝いできますように分かりやすくお話を心がけております。ご遠慮なく色々ご質問下さい。

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受け継ぐことができますように、はじめの1歩はどうしたらよいか考えてお話していますが、私の言葉足らずなこと分からいにくい事、至らぬことがありましたら、どうぞご遠慮なくお声がけ下さい。受け継ぎたい着物を受け継ぐことができるように、尽力いたします。人生の中の宝物のような嬉しい瞬間、ご家族皆様の幸せの瞬間が笑顔いっぱいの時間でありますように。そこに受け継がれた着物があることを願っております。