【七五三着物】【お直し】お宮参りの着物を七五三着物へのお直し
七五三着物の準備
この記事は、七五三の着物の準備のお話です。8月末ごろに掲載しましたが、より分かりやすくなればと思って写真と追記しました。
お早めに準備していただくと七五三の日のご予定が立てやすいので知っていただけるとお役に立てる内容になるように色々書いております。ご覧いただけると嬉しいです。
『お宮参り着物と長襦袢』を『七五三の着物と長襦袢』に
部分的に縫い直したり、長さの調整をすることで、『お宮参りの着物と長襦袢』は『七五三の着物と長襦袢』にお召しいただくことができます。
もちろん逆もできます。『七五三の着物と長襦袢』『お宮参りの着物と長襦袢』にすることもできます。
お子様の成長の合わせて変化させることができるようになっております。すごいですね。
そのまま着れるわけではないので、ちょっと手を加えます。
どんなふうに手を加えるか、イラストにしました
1.『お宮参りの着物と長襦袢』は『七五三の着物と長襦袢』にする
【1】お袖
見た目に違うりやすい特徴なのは、お袖部分です。お宮参りの時の着物は、筒状になっています。筒抜け状態で、綴じてません。底はそして四角です。着物のお袖は底が丸みをつけて縫っています。
七五三の時は、着物として着るので、着物の形になります。
お宮参りの時は、前から被せた感じなので、絵みたいに生地を見せれるようになって柄が隅々まで見れます。
イラストには袖口布が必要と書いていますが、そのままついていなくても問題ないので、なくてもご安心ください。
身あげ前のお宮参りの着物
【2】腕の長さと身丈(身長)を合わせる
お宮参りの時は、被せるのでサイズそのまま真っ直ぐの状態です。
七五三の時は、着物として着るので、着物の形にしますが、腕の長さと身長に合わせるために
- 『肩上げ』=腕の長さの調整で、肩の部分を摘んで縫います。短くします。
- 『身上げ』=身長の調整で、腰の部分を摘んで縫います。短くします。
これは、お子様の成長に合わせて、摘んで縫うことで、大きめの着物のサイズをお子様に合わせて調整できるという素晴らしい方法です。
【3】補足:着付け用の紐
補足になりますが、お子様がまだまだ小柄なので、着付けをするための紐を工夫してあげると、着付けもしやすいです。着てるお子様も楽なのではないかと思います。
その工夫とは、『着物と長襦袢に、ちょっと細めの着付け用の紐を縫い付けておく方法』です。
着せるときに、紐を結べば着られるので簡単。紐も細くて体にあったものを使うので、良い方法ではないでしょうか。
【4】半衿付け
女の子の場合は、半衿をつけます。
お宮参りの着物と長襦袢の時は、半衿はつけません。
七五三の着物と長襦袢は、着物として着るので、半衿をつけます。
お子様用の可愛いサイズで可愛い刺繍の半衿がありますので、衿元に付けて完成です。
【5】お手入れがいるかな?
着物と長襦袢にシミとか汚れがなければOK!です
もし着るのに困るシミや汚れがあれば、とっておきたいですね。
2.料金 『お宮参りの着物と長襦袢』は『七五三の着物と長襦袢』にする
料金は、着物と長襦袢の両方で2万円(別)〜です。お仕事は、お袖お直し・肩上げ・身上げ・半衿つけの全部が含まれています。基本のお仕事全部入ってます。
でも、〜がついています。この“〜”は何?ですよね。〜の理由とどれくらプラスされるかを下記にご案内させていただきます。
- 半衿:半衿をつける時の半衿をご購入→プラス半衿の料金。可愛い刺繍の半衿を2000円代でご用意しています。
- 着付け用の紐付け:着付け用の紐をつけてあげる。
- サイズ調整が大変:基本的に1回摘んで短くすればサイズ調整できるんですが、それよりも2回つまむくらい小さいサイズなら調整にします
- お手入れが必要:着るには気になる古いシミをとりたい。お洗濯した方がいい、など、お手入れが必要な時は、そのお手入れの料金です。綺麗ならお手入れ不要です。
- 袴:ほとんどないくらい少ないケース。袴を短くしないといけない場合は、袴お直し代プラスされます。
こんなふうに基本のお仕事にプラスしてちょっとずつ手間がかかるとその分。それと必要になった材料費を頂戴してます。(上記以外イレギュラーなケースがあると、確認させていただくことがあります)
ご依頼くださるときに【お仕事内容のご案内・お見積り】をいたします。
3.早めが一番『お宮参りの着物と長襦袢』は『七五三の着物と長襦袢』にする
急がせては申し訳ないですが『早めに行動に移していただくのがオススメ』とお伝えさせてください。
七五三の時期にまとまってご依頼が重なるので、納期は1ケ月半くらい必要です。繁忙期ですと、もう少しかかることも。
嬉しい日の日程は大事ですし、ご希望の日程で納めたいと思っております。できるだけ尽力いたしますが、上記の日程かかることを知っていただいて、ご理解くださいますとありがたいです。
4.カウセリング『お宮参りの着物と長襦袢』は『七五三の着物と長襦袢』にする
【お仕事内容のご案内・お見積り】お問い合わせだけでも大丈夫です。着物が受け継がれることを大事にしたいと思っております。無理な販売もございませんので気兼ねなくお声かけください。
受け継ぐことができますように、至らぬことがありましたら、どうぞご遠慮なくお声がけ下さい。受け継ぎたい着物を受け継ぐことができるように、尽力いたします。人生の中の宝物のような嬉しい瞬間、ご家族皆様の幸せの瞬間が笑顔いっぱいの時間でありますように。そこに受け継がれた着物があることを願っております。