【着付け】【メンテナンス】着物のお手入れ『いつするの?』
嬉しい日の着物・いつもの普段を楽しむ着物。どちらも同じ着物でお手入れも同じですが…いつお手入れするのかな?とお困りではありませんか?特別な日のための着物と、普段着ではちょっと変えてあげて、できるだけ効果的にお手入れしてあげて、キレイをキープできたらいいなと思っています。そんなお話を記事にしました。読んでいただけると嬉しいです。
着物のお手入れ
着物のお手入れいつするの?…『今でしょ!』と言ってしまいそうでした。着物の状態によるかもしれませんが、基本的に着物の種類で分けて考えてます。普段着と礼装ではお手入れのタイミングが違うので、全部を同じように考えなくて大丈夫です。
礼装のお手入れのタイミング
礼装は・・・式典で着る着物
振袖・留袖・訪問着・付下げ・紋付の着物
単語で言うと難しく聞こえてしまうかもですが、ご家族の嬉しい門出の日に着る着物です
大事な着物なので、次に着る時にには困るような事を改善しておくこと安心ですね
ですので、できたら着た後にお手入れしてあげてください
きれいにしていつでも着られるようにして保管しておくのが理想。着た後にお手入れしておくことで次に気持ちよくすぐに着る事ができます!そのための『着た後のお手入れ』なので1回着ただけで?と思われるかもですが…
やっぱり着てるので、皮脂汚れとか汗をかいたとかは見えにくいですが取っておいた方がよいものがあります
また次の機会がいつか未定なものなので、そのままだと気になりますね
次に訪れる‘’嬉しい日のための準備‘になります、ぜひ最後まで手をかけてあげてください。
もしも礼装の着物を着ていて、食べこぼしがあったりワインをこぼしたりとか色々アクシデントがあるとシミヌキしてあげる必要がありますので、そういう気になる事も収納する前にきれいにしておきたいですね。
お手入れしたら、あとは収納してください。
普段着のお手入れのタイミング
普段着の着物は、小紋の着物・紬の着物。あとは綿の着物など色々ありますね。普段着は普段着なので、気軽に考えて大丈夫。
絹の着物はご自宅で洗うのは難しいので、シーズンオフにプロにお手入れをお願いするのがおすすめです。
着物の衣替え
- 袷着物 :春・秋・冬
- 単衣着物:初夏・初秋
- 単衣着物 透け感あり:夏
着物は裏地があって春・秋・冬に着る【袷着物】。裏地のない1枚の着物で初夏と初秋に着る【単衣着物】。裏地のない1枚の着物で夏に着る【単衣着物 透け感のあるもの】の3つのパターンに分かれます。お持ちの着物の裏地のあるなし、裏地のない中でもさらに透けているもの。という見方で季節に応じて分けて頂きます。
こんなふうに季節を感じる着物。季節に応じて衣替えしたら、お手入れ、というイメージでしょうか
次のシーズンに向けてキレイにしてあげてください。着物も喜びますが、何よりご自身が気持ちよく着物が着れて楽しいと思うのです。
着物のお手入れを通じて
お手入れのお話をさせていただきました。ご参考になりましたら嬉しいです。
着物のお手入れを通じて思うことがありますので、最後に少し書かせてください。
着物を大事にすることは、自分を大事にしていることだと思いませんか。気持ちよく嬉しい日を迎えられることってとても幸せなことで、その準備ができることが、本当に幸せな時間だったりしますよね。面倒なことではなくて、幸せの一部ではないでしょうか。
普段着の着物も同じで、大好きな着物や譲られた着物を大事に着続けられることは嬉しいことで、着て過ごす時間は幸福感のある時間だと思います。自分を、ご家族を大事にした生き方に着物は寄り添ってくれてる。個人的にはそんな風に考えていますので、お手入れのご依頼も大事に職人と共にお仕事をさせていただいています。着物って本当、幸せの形で、そのお手伝いができることも、きっと幸せなんだと思います。…なんて、最後まで読んでくださって有難うございます。
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