【着物と過ごすお家時間 1】大事なものに目をむけてみませんか
今、目の前にある幸せに目を向けてみませんか
大変な時期ですし皆様それぞれ色々な大変さを抱えておられると思います。当店も同じです。でも目線を変えると見えてくる景色が変わるかもしれません。どこを見るか、どう感じるか自分が決めていいと思うんです。今ある幸せを一緒に探しませんか。
幸せ探し 着物に目を向けてみませんか リメイク編
着物のお店なので、着物を通じて笑顔になる事、嬉しい気持ちになる事をお伝えできたらと思っています。このところずっと書きたかったリメイクのお仕事のお話を。リメイクって言葉では一言ですが、着物を買った時やあつらえてくれた両親やおじいちゃんやおばあちゃん、子供のことやお孫さんのことを思って受け継いでいく衣装です。気持ちが嬉しいあたたかな気持ちにさせてくれる着物。それだけじゃありません。着物そのものに作り手の糸から始まる何工程も何人もの職人の手を経て出来上がる美しさと技術の結晶です。たくさんの人の想いが詰まっているからこそ、美しくて幸せなのです。
着物って大事な想いでできている。そういう事ってなかなか思い出せないかもしれません。着る機会に恵まれなくって、着ていない罪悪感とかそのまま処分されてしまう事を多いとお聞きしています。それって心を痛めてませんか?つらくなかったですか?着物は幸せになるものであってツライ気持ちになるものではないです。だからそういうお話を伺うととても悲しく残念な気持ちになってしまいます。
そんなツライ気持ちではなくて“嬉しい”とか“幸せ”とかあたたかな気持ちを着物から感じて欲しいので、小さいお店ですができることを一生懸命探しています。その中でリメイクというご提案をさせて頂いてます。大事な想いといつも一緒に過ごせるようにお洋服に、普段に楽しんで頂けることを大事にしています。
着物から日傘へリメイク
例えば・・・
大事な着物を大事な方へ差し上げるのに、着物のままより普段使える日傘にしてプレゼントされた時の写真です
出来上がり
こちらのご依頼は1枚の着物から4本の日傘をお作りしました。それはできるだけ最後まで生地を生かしたいから。
リメイクの嬉しい事 想いを生かせたという嬉しさ
写真では豪華な着物をご覧いただきましたが、本当に色々な種類の着物・羽織・コート・帯などなどリメイクさせて頂いてます。それぞれ違う個性のステキなリメイクアイテムに大変身しています。
すべてに共通しているのは、お客様の笑顔。スゴイ!とかこんな風に変わるんだ!とか使えるようになって嬉しい!とかおっしゃって頂いてます。ご依頼下さったお客様の大事にしたいという優しいお気持ち。リメイクしてできあがった時の笑顔。お客様の優しさに触れられてお仕事させて頂いてよかったといつも思います。
素晴らしい技術でお作り下さる職人さんのお力があって、形見分けとかあつらえてくれた着物をリメイクしたいなど大事にしたいという優しい気持ち。そのすべてが重なってリメイクで感動と喜びが生まれる。上手にお話できてないかもしれませんが、リメイクの魅力はイイものができるんです、だけじゃないんです。いいものづくりはもちろんなんですが、それ以上に気持ちの上での喜びがあると思うんです。ということがお伝えしたいのです。
着物に目を向けてみよう 着物を着よう編
これだけリメイクのお話しててなんですが、ホントいうと、着物は着物のまま着て楽しんで欲しいです。絶対素敵だし着る喜びがあって着心地がよくって、美しいものを身に着けて、想いを全身で感じられる。お洒落も楽しい!これから年齢を重ねて着物がどんどん楽しくなる!そういう喜びの為に着物をあつらえてくれてご両親があつらえてくれてたりしたものだから、そのままが一番です。できたらそういうお話もしていきたいです。お手入れとかお仕立て直しとかして生かせます。着物ってすごいんです。
まとめ
着物を着る、着れなかったらリメイクで生かす。そういうことができるっていうことをまず知って頂けたら何よりです。知って頂いて、今ある着物たちが幸せの形だということを思い出してもらえるように、嬉しい気持ちを感じてもらえますように。記事を書いてい参ります。どうぞこれからもお付き合いいただき引き続き読んで下さると嬉しいです。