【リメイク テディベア】リメイク新作テディベアができるまで

着物を生かしたい

着物を着なくなってお困りの方にも喜んでいただけることを目指しています

せっかく大切な着物を解いて、別の形にしているので残った生地も最後まで生かしてあげたいと常々思っていました。

そこで!さらにみなさまに喜んでいただけるリメイクを!

日々商品づくりをしてきています。

たとえば・・・

一番人気の日傘は、レースを入れた日傘なのでほかにない透け感と上質感のある日傘に。

 

 

トートバックの2種類はオリジナルのデザインでお作りしています。内側の生地は選べたり、タッセルをお付けしたりして細かに対応することでお持ちになられている着物の色や柄を生かしています。

きものリメイク トートバック トール きものリメイク トートバック スクエア

 

 

お財布は、使い勝手がよいような形や作りがいいことにも心配りしています。

きものリメイク 長財布 きものリメイク がま口財布

 

スツールは、実は中に物が入れられるスペースがあったりしてお洒落で便利。

帯をスツールへリメイク帯をスツールへリメイク

 

そして・・・

 

たくさん作ってきましたが次は愛らしいアイテムを!

着物でできたテディベアさんはきっとお家にやさしさ可愛さを届けてくれる!

そう思ってスタートさせました

 

テディベアの条件

新作のテディベアさんには、着物の色や柄を生かす事

いつもお家にある喜びがあるように愛らしい事。この2つが大事。と考えました。

これが大変で

実際は私が大変というより、ぬいぐるみ作家さんが大変だったというべきなんですよね。

 

テディベアの無限な組み合わせ

世の中につくられているテディベアをまずは調べてみました

一言でテディベアといっても、よく見るといろいろな形があって

全体の大きさ・お顔の形やバランス・胴体の形・手足の形と長さ

表情をつくるパーツの構成や部品のチョイス

これを一つの形にするって・・・・???

それに着物をリメイクして作られているテディベアもすでにありますし

同じつくるなら

このお店で作りたい!と思ってもらいたい。

そうです。いいものをお届けしたいです。

ぬいぐるみ作家さんにまずは打診。

着物をリメイクしてテディベアをお願いできますか?からスタートしました

OKはいただいたものの、どのような形でつくっていきましょうか。というお話になります。

 

打合せ

自分の中にあるイメージをお伝えするために資料画像を探して、何パターンか作家さんと見てもらいながら自分でもこれくらいの大きさで、こんな感じで・・・・とお話していきます。もちろん作家さんの知識量は膨大なので、この時はこんな感じの作りになって…説明してもらっていくと、本当に作るのって大変なのだと痛感します。知れば知るほど深いぬいぐるみの世界です。いろいろな組み合わせを考えたら無限大じゃないの。。。です

 

1つ目の試作品

まずは、ノーマルなパターンを作ってくださいました。世の中にあるテディベアの基本のような形。この子を見ながら、どう形づけるかを思案します。

頭の大きさ、お顔の表情、パーツの場所・耳の位置とかも全然印象が違ってきます。
手足の長さ太さ
ボディのふっくらさ

生地質や色・柄によっても見た目が異なってくるので
どんなご依頼があってもいい感じに生かせるサイズ感とかお顔の表情とか考えると

どういう風にしたらよいのか、頭がぐるぐるします。

 

2つ目の試作品

1体目のノーマルな形から、希望を入れたテディベアが仕上がってきました。
着物の生地をお渡ししてたので、着物リメイクテディベアちゃんです♪
眉毛・口の刺繍も外していただきました。
眉毛・口があると、そのイメージの表情になりますが
ないことで、見る人の気持ちで表情が違ってくると思うんです
笑ってくれてたり、一緒に悲しんでくれたり。
気持ちが伝わるテディベアになってくれるのではないかと考えました。

それに着物の色や柄で、眉毛・口の刺繍がない方がよいこともあるかもしれないと
色々考えた結果、なくしてみようという結果に。

 

イメージがだいぶと近づいてきましたが、まだまだ思案は止まりません。

このイメージに近づける作業のために
その都度、パーツを型紙づくりしないといけないので
ほんとうに頭が下がります

 

 

 

3つ目の試作品

いつも思案して作ってくださる作家さんに手間暇かけて作ってもらってるので
出来上がりを拝見させていただくときは本当にドキドキします。

2つ目のテディベアさんは紬の生地でしたが、今度は小紋の着物の生地を使ってくださいました。

あ・・・近づいた~♪
モノづくりのうれしさなんでしょうか。お客様に喜んでもらえるんじゃないかしら!と
思えるとやっぱりうれしいです。

なんて喜んでおりますが、まだ詰めていきます。
全体のバランス調整や、お顔の感じの微調整などもお話していきます。

ここで気が付いたのが、手の裏・足の裏も実は着物と同じ生地の方がよいのでは!
気が付きました。今頃ですが。
でもずっと引っかかってたんです。ここを違う生地にしてると
その都度、ご依頼の着物の生地にあうものを探してつけないといけないし
お客様のお持ちのイメージもあるから、パーツって難しいなぁと考えていました。
着物の生地を全部生かすことで、そのイメージの異なりをなくせる事を発見したのはうれしかったです。

ここまで付き合って下さる事が、有難いです。

 

 

4つ目の試作品

3つ目のテディベアさんを調整して作ってもらってるので、同じ小紋の着物のテディベアさん。
でも違うのは、3つ目の時に打合せした調整がされてる事。
これです!!!!
この子が静京の看板を飾ってくれるテディベアさんだわ!

ここまで、考えながら作りあげていますので半年は過ぎていました(‘◇’)ゞ

でも、これってまだ試作の完成。

お店の店頭を飾ってくれる、お店用のサンプル品としてのテディベアさんは
この4つ目のテディベアさんをベースにつくって頂きます。

 

 

テディベアさん完成

 

今お店にいてくれてるテディベアさんは

5つ目のテディベアさんです。

ボディはしっかりしてます。

芯になるパーツが入っているので手をあげたり

ちょっとした形をキープできます。

 

 

 

※自立はできませんが、立てかけたらこんな感じです。

大きすぎないけど、小さくないので箪笥の上とか

テレビの横とかおいてあげて

存在感があって邪魔ではないいいサイズ感です

 

 

カワイイなぁ。と毎日嬉しく声をかける日々です。

 

お尻も可愛いのです。尻尾もあります。

 

 

 

このカワイイという嬉しいという気持ち。

お客様にとっては大切な着物、

思い出のある着物からできあがったテディベアさんは

毎日声をかけたくなると思いました。

着物をリメイクしてできあがった

テディベアさん

大切な人を思い出して身近に感じられて

話しかけられる

じっと見つめてくれるので

ちゃんとお話し聞いて

心に語りかけてくれる

そんな存在になるのではないでしょうか

 

 

遠くを見るテディベアさん

何を思うのかしら・・・

 

 

 

それだけの気持ちを受け止められる

真心こめて作ってくださる作家さんに

制作をお願いしてるので自信をもってお届けします

お店でテディベアさんと一緒にお待ちしております

ぜひ手に取ってみてください

ご相談・ご依頼を心よりお待ちしております。

 

テディベアさんより 「お待ちしてまーす」

リメイク テディベア