【着物お手入れ シミヌキ】雨のシミ抜きビフォアフター

着物と雨

着物を着る時に雨ならば、色々対策されると思います。雨コート、雨カバー付きの草履など上手に活用して雨の日でも着物を楽しめる余裕があるといいですね。しっとり降る雨の中のお着物姿も絵になると思います。

でも、時には対策が間に合わなくって雨にかかってしまうこともありますよね。そんな事もあります。

着物が濡れてしまって困った。そんな場面に遭遇せずにいられたらいいですし、濡れてしまう事もあるので、それはそれで対応して経験したという事で前向きに考えて頂けたらと思います。この記事では、雨に濡れてしまった着物のしみ抜きのビフォアフターをご紹介いたします。

 

 

雨でぬれた着物のしみ抜きビフォアフター

しっかり濡れてしまって大変だったと思います。着物も乾いてからも雨シミがのこってしまって、こちらもショックですが職人の技術で元通りになりますのでご覧ください。

雨に濡れた着物の写真

身頃上前と衽のあたりの写真です。〇で囲っているところがシミのあるところです。

 

下前の衽や身頃

 

八掛部分

 

 

ここだけでなく、お袖とか色々なところに雨がついていたようです。でも大丈夫です。

 

雨のしみ抜き後の写真

上前の身頃と衽。とってもキレイになりました!

 

下前の衽や八掛部分もキレイです!

 

ほかのシミもしっかりきれいになって、まさに元通り!安心してまたお召いただけます。嬉しいです。

 

 

もう一つ別のお着物でもご覧いただきます

 

雨に濡れた着物の写真

衿元にしっかり跡がのこっています。ほかにも白い〇で囲っているところがシミです。

 

反対側の衿元も

 

 

 

でも大丈夫です。こちらもしみ抜きしていきます。

 

雨のしみ抜き後の写真

衿元はもちろん、ほかのシミもキレイに!

 

反対側の衿もキレイになっています!

 

 

もう1枚、今度は裾周りにも濡れています。

雨に濡れた着物の写真

裾周りも注意したい場所です

 

雨のしみ抜き後の写真

きれいになりました!

 

こちらの着物も、肩から袖、裾にわたって濡れていましたので、しみ抜き箇所がかなり多いケースでした。でも全部手をかけて元通りになりました。

本当は濡れないのが一番良いのですが、急な雨、また傘をさしていてもしずくで思わぬところが濡れてたり、コートを着ていても脱ぎ着するときに少し雫がついてしまったり。タイミングでどどうしようもないことはあります。濡れてしまう事は悪い事ではないのでお手入れでまたキレイにしてあげましょう。

 

雨のしみ抜きのまとめ

このように大きい雨のシミも職人の技術で取れました。お客様がすぐお持ちくださったのも良かったです。対応の早さも大事なのでお客様からのご依頼いただいてすぐに職人にお願いしています。

しみ抜きやお手入れ全般の事は、ホームページ/お手入れ にてご案内しております。よろしれけばご覧下さい。ココをクリックして頂くとリンクします。お気軽にお声かけて下さい、職人ともども大切な着物をお守りします。

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