着物リメイク日傘の実例|振袖と小紋を美しく再生した4本のオーダー日傘
振袖と小紋が、“差すたびに心がほどける”日傘に。
着物は、ただ残すものじゃない。人生の一部として、今を共に歩ける。
「思い出の着物が、眠ったままになっているんです。
着ることはもうないけれど、手放すには惜しくて……」
そんな声は、静京に日々寄せられるご相談の中でとても多いものです。
着物には、“あの瞬間の私”や“大切な人の想い”が、そっと織り込まれている。
でも、クローゼットにしまったままでは、記憶は少しずつ遠ざかってしまいます。
その想いを、いまの暮らしの中で、
光を受けてふたたび輝かせることができたら——。
リメイクは、そんな願いが込められています。
- ご依頼品 お振袖 鮮やかな黄金色と紫のグラデーション、木蓮・菊花々金加工
- ご依頼内容 日傘日傘(長傘1本、折りたたみ傘1本・折りたたみ日傘用袋1点)
- ご依頼品 ミントブルーに鳥 小紋着物
- ご依頼内容 日傘日傘(長傘1本、折りたたみ傘1本・折りたたみ日傘用袋1点)
リメイクの工程|着物の記憶を、“使えるかたち”にする
1. 着物の解き・プレス
着物はすべて解き、反物状に戻します。糸の跡や折れを丁寧にのばし、
“生地としてもう一度命を吹き込む”ための準備を行います。
2. 柄の設計と裁断
傘の骨数にあわせて柄を分割。どの花がどこで咲くか、どの鳥が空を舞うか、すべて考えて配置います。
3. 縫製・仕上げ(レース・撥水加工含む)
レースや撥水加工も施しながら、“実用と品格”を両立させた一本に仕立てます。
完成した日傘たち|差した瞬間、心にふっと光が差すような気持ちに
振袖から仕立てた日傘(木蓮)
華やかな黄色と気品ある紫のグラデーション。
木蓮がワンポイントで咲き、手元が華やぐ存在に。
折りたたみ日傘
レース加工の美しさ
小紋から仕立てた日傘
可憐な鳥たちが、空へ空へと飛び立つように。
ミントカラーが美しく、見上げる人の心を軽くしてくれ流ようです。
着物は、“しまう”より“使う”ほうが、嬉しい
誰かのために誂えた着物。
その記憶や美しさを、これから先も、ふとした瞬間に思い出せたら。
それはとても、あたたかく、前向きな記憶の持ち方だと思うのです。
「ただのモノとしてではなく、“人生のパートナー”として着物を活かす」
そんな想いが届きますように、静京の着物リメイクで幸せをお届けしたいと思います。
ご紹介ができるのは、ご依頼くださいましたお客様の優しいお気持ちがあるからです。掲載許可くださいまして有難うございます。ご依頼くださいましたやり取りを思い出し、着物のビフォーアフターに嬉しい気持ちと感謝の想いで書かせていただいております
ご相談はいつでもお気軽に
「着物から日傘にリメイクしてみたい」
「どんな柄が日傘に向いているの?」
「母の着物を何かに活かしたい」
そうしたご相談を、丁寧に一つずつお受けしています。
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