振袖リメイク実例|両親から贈られた振袖をバッグ・ぬいぐるみに再生

— 振袖の記憶を、愛おしい日常の中に —

ご両親が誂えてくれた振袖を、大切に活かしたいというご相談から

このお振袖には、ご両親の愛情深い想いとお嬢様の嬉しい日の記憶がしっかりと宿っていました。

「両親が誂えてくれた大切な振袖を活かしたくて」

そんなお客様の想いから、今回のリメイクは始まりました。
桜の文様が舞う、ピンクと紫のぼかし染め。
華やかでとても美しく、桜に絞りの技法があり

華やかさと愛らしい上品さを纏われていた様子

成人式を迎えられた嬉しい時間と幸せな笑顔が思わず浮かぶ素敵なお振袖です。

お客様よりお聞かせいただいた大切な想い。

『今は亡き祖父が準備してくれ、そして母と選んだ、思い入れのある振袖ですが、当時の好みかつ、また二十歳の若々しさ溢れた柄のため、新たに着物として活かすことも出来ずずっとモヤモヤしていました。

もっと先のことを考えて選んでいれば、新たな着物として大切に着ることも出来たのかな、せっかく準備したのに一度きりで勿体ないことをしたなと。』

お客様のそのお言葉に、胸を打たれました。 この想いに応えるリメイクを、私たち静京は心を込めてお手伝いさせていただきました。

 

お仕立て内容と料金|5点セットで実用性もたっぷり

そんなお気持ちを抱えていたお客様が選ばれたのは、日常の中で“想い”を感じられるような形へのリメイクでした。

振袖からお仕立てご依頼いただいたのは、以下の5点です

  • トートバッグ(トールサイズ)

  • 利休バッグ

  • 薄型ポーチ(大)

  • ポーチ(小)(現在お取り扱い終了アイテム)

  • テディベア

合計金額は96,400円(税込)
※送料は別途2,200円(総額98,600円)

※料金はその時々の材料費や仕様により変動する場合がございます。ご依頼時点での内容をもとにご案内させていただいておりますので、何卒ご理解いただけますと幸いです。

それぞれのアイテムに、振袖の美しく華やかな柄を活かしてデザインを配置してお作りいたしました。

振袖リメイクの工程|着物を生地として“再生”する流れ

  1. ご相談・ヒアリング
     ご希望の使用シーンややお振袖のことを丁寧にお聞きしながら、アイテムのご相談させて頂きました。

  2. 受付時に羽織の状態を撮影
     ご依頼いただいたお振袖の写真を記録。最後の振袖の姿は特に残しておきたい写真です。
  3. 解き・プレス作業
     一度すべてを解いて反物の状態に戻し、丁寧にプレスしてから裁断へ。

  4. 柄の配置と裁断
     どのアイテムにどの柄をどの位置に使うか。職人の目で見極め、最も美しく映えるように配置しました。

  5. 縫製・仕立て
     5点すべて、それぞれの職人が真心込めて制作いたします。

  6. 仕上がり確認・お届け
     すべてのアイテムを確認のうえ、梱包し、大切にお届けしました。

「振袖リメイクで仕立てたバッグやテディベア|完成写真をご紹介」

思い出の振袖が、こんなに素敵に生まれ変わりました

完成したアイテムは、どれもが振袖の華やかさと優しさをそのまま纏っていました。
ピンクのトートバッグには、可憐な桜が一面に咲き誇り、
利休バッグは落ち着きのある美しさで、訪問着にもぴったり。

そして、中央にちょこんと座ったテディベアは、
まるで振袖の記憶が“ぬくもり”という姿で生まれ変わったかのようです。

柄の活かし方とデザインのこだわり

トートバッグには、振袖の裾に広がる桜活かして華やかかつ軽やかに

タッセルのお色は5色からお選びいただけます

 

利休バッグは華やぎの和の品格を表現

この文様の艶やかさに笑顔が溢れそうです

テディベアには色とりどりの柄を組み合わせて、可愛らしくも上品な仕上がりに

薄型ポーチには、思い出が手のひらの中に。

 

 

一つとして同じものはなく、どれもが「世界で一つだけの、記憶のかたち」です。

 

ご感想

『無事受け取り、本当に素敵なお品になって感動です!!』
嬉しいお言葉をかけて頂き
きっと振袖も喜んでると思いますし
私たちも一緒に感動しています。
この瞬間が嬉しく、この喜びがずっと続くことを願って止みません。

テディベアが生まれた瞬間、“思い出がぎゅっと形になった”ようでした

テディベアは、ただのぬいぐるみではありません。
お客様にとっては、振袖に込められた記憶を抱きしめられる存在。

見るたび、触れるたびに、大切な日々がそっとよみがえる
そんな存在になれば、との想いを込めてお作りいたしました。

振袖リメイクで、想い出とともに暮らす毎日を

着物には、“着る”以外にも大切な役割があります。
それは、「想いをつなぐ」という役目。

今回のリメイクも、きっと日常の中で、お客様の心をあたためてくれる存在になってくれることを願って、職人共々真心込めてお届けさせて頂きます。

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「振袖をリメイクして使いたい」
「タンスの中の着物を活かしたい」
そうお考えの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

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