【お宮参り着物】【お直し】七五三着物をお宮参り着物へお直し
いつも静京のホームページをご覧くださって有難うございます!初めてお立ち寄りくださった方も有難うございます。この記事では、お子様のご生誕をお祝いする幸せいっぱい嬉しいお宮参りのお着物のお話しをさせていただきたいと思います。
お宮参りができることがもう最高に幸せなことです。そして、もしお家に受け継がれたお着物をお持ちの方は、受け継がれたご家族が着てきた着物を、お孫さんやお子様が着てくれる喜びは、誰でもできることではないより一層深い思いを感じられる幸せな瞬間になるのではないでしょうか。
そして受け継がれた衣装を着れるのは、大切に保管してくださったからです。そのお手伝いができることを嬉しく思いお仕事をさせていただいております。
どんなお仕事なのか、わかりにくいことが多いと思いますので、この記事をご覧いただいて参考になりましたら幸いです。
この記事が書けるのはお客様にご依頼いただいたお着物の写真を掲載させていただいておりますので、お客様のご好意があってこそなのです。感謝の気持ちを込めてお届けいたします。
七五三着物からお宮参り着物へお直し
七五三着物からお宮参り着物へお直しができることをご存知でしょうか?
女の子 お宮参り→3歳 七五三
男の子 お宮参り→5歳 七五三
逆に
お宮参りの着物から七五三着物にお直しすることもできます
女の子 3歳 七五三→お宮参り
男の子 5歳 七五三→お宮参り
お宮参りも七五三も両方できます。ご出産されてお宮参り、成長嬉しい七五三。ご出産されてお宮参り、成長嬉しい七五三と兄弟姉妹で着続けることができます。
昔はお家で誰か縫える方がおられたので、お直しすることは難しいことではなかったですしお金もかかることではないのですが、近年はお仕事お任せいただいております。
それでは、どんな風に変わるかをご紹介させていただきます。
七五三のお着物
とっても素敵なお着物!
山吹色からピンク・赤色へと表現されるぼかし染めに
華やかでかわいい牡丹・菊・桜などの花々が咲き
刺繍で縁取られた金が艶やかさを上品に表現されていて
着てる姿を想像するだけでもう可愛いです!
七五三着物は、肩あげと身あげというお子様のサイズに合わせて、つまんで縫ってあります。
そのままだと長いですし、お子様のサイズに合わせた調整をすることで誰でも着られるメリットがあります。
そして!この肩あげと身あげが子供らしい様子になるのでとっても可愛いのです!
着付の紐
お写真のお着物は着付け用の紐がついてありました。着付用の紐は、付いてるお着物とついてない時もあります。
これは着付してあげる時に簡単に巻いて結ぶだけになるので、とっても楽にお子様に着せてあげられる工夫です。着付の紐が縫い付けてあると着せる方も多分お子様にとっても楽なのでおすすめです。
でも、ついてなくても着せられますし、お宮参りの紐がついたままのことが多いので、ご参考になりましたら。です。
着付ける時にこのまま巻いてあげます
お宮参り用の紐が太い、着物と同じ生地で作られています。
お宮参り用の紐が今は付いてませんので、これから着付用の紐を外して、お宮参りの紐を縫い付けてあげます。
七五三の長襦袢
七五三着物の下に着るもので、長襦袢と呼びます。だいたいお色は薄いピンク色なのがほとんどです。
着物と同じく、肩あげと身あげというお子様のサイズに合わせて、つまんで縫ってあります。
それと半衿がついてあります
後ろから見ていただくと肩あげと身あげがわかりやすいです
お宮参り用の紐が太い、長襦袢と同じ生地で作られています。
お宮参り用の紐が今は付いてませんので、これから着付用の紐を外して、お宮参りの紐を縫い付けてあげます。
長襦袢のお袖の中にこちらの赤色の袖をつけます。
嬉しい日のお着物は、生地を重ねることで良いことが重なりますように
そんな思いを表現していたりします。素敵ですよね。
そこでお袖は二重になるように縫ってつけて行きます。
お宮参りのお着物
お宮参り用にお直しが出来上がりました
(撮影日が異なるので色味が違って申し訳いですが同じお着物です)
七五三からお宮参りに変わったポイント
- お袖 筒袖というまっすぐの状態になりました。お着物は袖口があり・袖の底に丸みがあって大人と同じ仕様ですがお宮参りの着物はお袖が長く長方形の形になります
- お宮参り用の紐 太い着物と長襦袢と同じ生地で作られた紐をつけています
- 着付用の紐 外しました
- 肩あげ身あげ 外しています
- 半衿 外しています
- 赤いお袖 つけました
- 最後 全体プレスして仕上げます
ご返却
- 着付用の紐
- 半衿
返却させていただいた小物は、七五三で必要なので一緒に保管してください
下記の写真の状態をたとう紙に入れてお渡しさせていただきます
お客様ご感想
大切なお着物をご依頼くださいましたお客様、嬉しいお言葉をかけてくださいました。
『私の親が準備してくれた着物が、また次の世代でも着てもらえるって言う嬉しさをつくづく感じられました。』
このお言葉に感動と嬉しさが溢れていて、私どもにとっても幸せなお仕事です。心より感謝申し上げます。
お宮参りの着物 お直しのお仕事をさせていただいていて想うこと
お宮参りという、人生の中の嬉しい時間。
その大事な時間をお着物で。
幸せいっぱいでお子様の誕生をお祝いする
お祝いできることが何よりも幸せ。
ご依頼くださいましたお客様も嬉しい日のためにご準備大変だったと思います。
お着物のことはよくわからないことも多いと思いますし
小物は足りてる?
また長年おいてるけど着られるのかな
この着物は七五三用なの?お宮参り?
そもそも 買うの?レンタルするの
お宮参りはいつ?
日程に間に合う?
そして ご両家があることなのでより一層
色々とお気遣いになられることも多いのではないでしょうか
大事だからこそ
大切だからこそ
嬉しい日に向けて皆様が一所懸命
そんな大事な日に受け継がれた着物があって
着ることができるなら
その道をお選びいただけると
なお一層嬉しさが深まると考えております
そしてその日をお支えすることが
できるのは職人がいてくれるからです
日々精進してお仕立てを頑張ってくれる和裁士さんが
お直しをしてくれるから
お客様にお渡しできています
お困りのことはできるだけ
丁寧にお話しさせていただいております
これからも職人と一緒に皆様の幸せの日をお支えできますように
真摯に努めて参ります
今回は七五三のお着物からお宮参りへのお直しでしたが
逆にお宮参りの着物から七五三へのお直しは
下記をクリックしていただきますと記事につながります。
【七五三着物】【お直し】お宮参りの着物を七五三着物へのお直し
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