【リメイク】振袖をテディベアと舟形バックへリメイク

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この記事では【振袖】から【テディベア】と【舟形バック】へリメイク。リメイクビフォーアフターをご紹介させて頂きます。

刺繍で表現される吉祥文様。

こんな緻密で繊細な日本刺繍で魅せる振袖を身に纏う喜びは、最高の思い出ですね。大事な記憶と想いをお預かりさせていただいて五男ながらですが、身の引き締まる思いです。素敵なリメイクビフォーアフター最後までご覧いただけると嬉しいです。

振袖をテディベアへリメイクオーダービフォー

※白い横線は柄の配置を決めて、作成するための目標にしておりまして、マスキングテープ（糊残りしないテープです）で後から外しています。

振袖

白い密になっている部分は“絞り“という技法で、白い部分があります。

絞りは、１目ごとに糸で括って生地が染まらないようにして、染めてから、括った糸を外してあげると、括ったところが白く仕上がるという染色の技術です。１個１個、手で、糸で、摘んだところを括って…この作業の繰り返しですが、失敗して括ったところが染まったら、この仕事は失敗になってしまいます。恐ろしいリスクを背負って大変な技術です。1つの作品が出来上がるまでに時間もかかりますが、技術が身につくまでも何年もかかるんです。1つに対する集中力・技術・体力・気力全部必要で鍛錬された職人の技です。驚くこの技術で表現されてるので、細かなところもご覧いただけると、すごい…と思っていただけるのではと思います。

刺繍　また、筆で描かれるのでなくて、刺繍の技術で糸で文様を表現されてます。こちらも想像するだけで大変。１本１本の糸で色を変えて柄にしていく、糸の表現にもぜひご注目ください。

これだけたくさんの技術と時間をかけられたこともご覧いただきたい部分ですが、この素敵で素晴らしい振袖を人生の大切な日に着られる喜び。ご両親がお嬢様の思う気持ち。それが全部詰まっている大事な大事な振袖です。

成人の日、お友達の結婚式や、ご自身の結婚式などたくさんある幸せの時間を共に過ごしてほしいと、そして実際に着て幸福に包まれるその時間に、人生の喜びがあると思います。着物はその瞬間を彩ってくれる最高の衣装です。

また受け継ぐこともできるので、ずっと一緒に幸せの時間を繋いでくれます。今回のリメイクで思いを新たな形にさせていただくこと、しっかりお気持ちを受け止めて努めなければです。