【着物リメイク実例】義理のお母様の羽織から日傘へ – 想いを形にするリメイク
羽織に込められた想い
静京の記事をご覧下って有難うございます。この記事では、羽織リメイクビフォーアフターをご紹介させて頂きます。優しい上品な仕上がりなので、ぜひ最後までご覧ください。
今回お預かりしたのは、クリーム色に菊文様が美しい羽織です。
義理のお母様が大切にされていた一枚。ご家族にとっても思い出深い羽織を、「日傘」にとのご希望から、リメイクのご相談をいただきました。
着物リメイク ご依頼から制作工程
店頭、また郵送対応しております。郵送でご依頼くださいまして、お受取させていただきこちらの美しい縫い取りお召しで表現された菊文様、日傘へと生まれ変わるお見積りからご案内は始まります。
リメイクご依頼から出来上がりまで
1. ご依頼
2. ご相談・状態確認
→お見積り(金額ご案内) →お支払い
3. 注文確定
4. 注文内容受付作業→受付の時の状態を撮影
5. 解く作業→プレス、ここで生地の状態に
6. 職人 日傘制作
7. 出来上がり→記録用の撮影→内容確認・伝票作業→梱包作業→お渡しご連絡
8. ご来店または郵送
9. お受取り
10. リメイクアイテムとの心豊かな嬉しい日々!
リメイクで日傘に
羽織の優しい色合いと、菊の花の文様を活かしながら、日差しの下で美しく映えるレース加工の日傘へ。
柄の配置の素晴らしさに目を奪われました。
日差しの中で美しく映える日傘との特別な時間
日差しの中だからこその美しさ
この日傘の魅力は、なんといっても「光とともに変わる美しさ」。
室内では落ち着いた優雅さを、外に出て日差しを受けると一層華やかさを感じさせてくれます。
まるで想い出そのものが、光に照らされて新しい命を吹き込まれるようです。
レースを配することで繊細な上品さが際立ち、陽の光を受けると柄が浮かび上がるように表情を変えます。
持ち手には竹を用い、タッセルを添えて、ナチュラルさと高級感を両立しました。
お客様のご感想
本当にこんなに素敵な日傘になるとは思ってもいませんでした。結構、シミもあったと記憶しておりましたので、ビックリしています。本当に職人さんに感謝致します。大切に使いたいと思います。お世話になりました。
お客様の温かいお言葉に、私たちも胸が熱くなります。
また、掲載許可のお伺いの際には、下記の内容でお返事いただきました。皆さんのお困りの心情にお気持ちを寄せてくださって、快諾くださり、感謝ばかりです。ご覧くださってる皆様にその優しいお気持ちがお届けできますようにと思って記事を書かせていただきました。何か感じていただけると幸いです。
私の様に大切な着物をどうしたら良いか悩んでいる方は多くいらっしゃると思います。着る機会が減り、売ってしまう方もいる様ですが、思い出と共に別な形で手元に置き、次の世代に繋いでいければと思い依頼しました。
想いを未来へつなぐ
「義理のお母様の思い出を大切に」
その願いを形にした今回のリメイク。
リメイクは単なる新しいモノづくりではなく、
大切な人の想いを受け継ぎ、心の豊かさとして日常に取り入れることだと私たちは考えています。
「過去の輝きを、今の喜びに。」
着物が持つ力を、新しいかたちで未来へとつないでいきます。
ご相談はいつでもお気軽に
「着物から日傘にリメイクしてみたい」
「どんな柄が日傘に向いているの?」
「母の着物を何かに活かしたい」
そうしたご相談を、丁寧に一つずつお受けしています。
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