【着物リメイク実例】振袖から日傘・テディベア・トートバックリメイク

二十歳の振袖から生まれ変わった、日傘・大トートバッグ・テディベア

― 思い出と共に生きる ―

静京の記事をご覧下って有難うございます。この記事ではお振袖のリメイクビフォーアフターをご紹介させて頂きます。艶やかで美しく目を奪われる仕上がりなので、ぜひ最後までご覧ください。

20歳の記念日に誂えてもらった振袖。
ご両親からの祝福と、その日にしかない空気が、今も生地の中に息づいています。
「この振袖は残しておきたい」というお客様の想いから、
静京で3つの新しい形へとリメイクさせていただきました。

 

お振袖 Remake Before|牡丹と鉄線の花が咲く、紫の世界

幸せの記憶でいっぱいのお振袖。お召しになられた成人の日の美しいお姿を想像し、職人と共に真心込めて新たな形へとお仕事させて頂きます。

鮮やかな紫地に、大輪の牡丹と可憐な鉄線(クレマチス)の花。
振袖の柄は、ただ美しいだけでなく、花びら一枚一枚に艶やかな表情があります。
今回のリメイクでは、この柄の美しさを最大限に活かすため、
職人が一点一点の配置を丁寧に計算しました。

リメイク後の3点セット

1. 日傘(Parasol | Lace Detail)

紫地に牡丹が咲き誇るエレガントなデザイン。
レース加工がほどこされ、陽射しの下で一層映える仕上がりになりました。

秀逸なのはレースの美しさに柄の配置です。

牡丹が日傘の中で生き生きしています。

手元も竹製 タッセルとで上品な雰囲気

2. 大トートバッグ(Remade Large Tote Bag)

表面に大胆に配された牡丹と鉄線の花が、持つ人の存在感を引き立てます。
日常使いできる耐久性と、振袖ならではの品格を兼ね備えています。

3. テディベア(Remade Teddy Bear)

振袖生地を愛らしいフォルムに仕立て直し、赤いリボンを添えました。
見るたび、触れるたびに、二十歳の記憶がよみがえる温もりある一体です

麗しいフォルムのテディベアさん

パーツにも丁寧な柄の配置と手仕事。

お客様のご感想

他の着物は手元で保管し続けることが難しく、振袖はこれからも一緒に過ごせるようにリメイクオーダーしました。とのことで、出来上がり、トートバック大を持っているとお友達にとても好評で!日傘は後からできる、とお話しされたら『日傘も見せてね!』と大変盛り上がったそうです。日傘をご覧になられて、お話しに花が咲くことを思うと、リメイクはご自身のためですが、周りの方も笑顔に幸せにしてくれるように思います。

掲載許可いただいて、素敵なお写真でお伝えできております。ご依頼・掲載許可ともに心より感謝申し上げます。

 

「思い出と共に生きる」という選択

リメイクは、ただ古い着物を形を変えることではありません。
そこに込められた物語や想いを、これからの暮らしに寄り添わせること。
お客様の振袖は、これからも日常の中で輝き続けます。

最後に

手に取るたび、あの日の笑顔や声がそっと心を包みます。
「Living with Memories」――
その言葉通り、記憶は今も、そしてこれからも生き続けます。

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