【リメイク】【羽織】羽織をロングベストにリメイク|形見の着物を今の暮らしに活かす方法
いつもたくさんあるお店の中から当店のサイトをご覧くださって有難うございます!この記事は、羽織からお洋服への羽織リメイクの実例ご紹介です。
【お客様の声】お父様の大切な羽織から、世界で一つだけのロングベストへ
— 着物を捨てずに“今を楽しむ”一着に生まれ変わりました —
(お客様より)お店で見た大島紬のロングベストが忘れられなくて、母にその話をしたら、
「じいちゃん(お客様のお父様)の羽織やったらあるけどどう?」と出してきてくれました。
男物の羽織ですし、もう処分するしかないとお考えでいらっしゃいました。何かにできるなら…という優しいお気持ちでご相談に伺いました。
着物には、想いが込められています。
それは“布”ではなく、“時間”でできているのかもしれません。
今回、ロングベストへとリメイクさせていただいたお客様のお父様の羽織。長年大事に保管されておられる思い出を胸に、日々の暮らしに寄り添える一着へ。
▪️裏地も素敵なので、解いて飾っていただけるようにも対応させていただきました。
ご依頼からお届けまでの流れ
ご依頼いただいた羽織
お客様より「父の羽織を何か形に残したい」とご相談をいただきました。お持ちいただいた羽織は、織りの美しい大島紬、シックですが絹の生地感が美しい一枚で、羽織の内側にある肩裏も見事で風格もありました。状態確認とお見積り
羽織の状態を丁寧に拝見し、リメイク内容をご提案。
今回は「ロングベスト」へのリメイクをご希望でしたので、28,300円(税込)でご案内いたしました。
※料金は今後、改定される可能性がございます。ご注文確定後、制作スタート
お支払い手続きの後、正式にご注文をいただきました。ここから職人との連携が始まります。
制作の工程
受付時に羽織の状態を撮影
ご依頼いただいた羽織の風合いや柄を記録。どんな風に仕上がるか、楽しみにしていただけるよう工程ごとに記録しています。解き・プレス作業
一度、羽織をすべてほどき、生地として再生。丁寧にプレスをかけ、生まれ変わる準備を整えます。職人による制作
柄の配置やバランスも、職人の目と技にお任せ。細やかな配慮で、美しい仕上がりに。完成・確認・連絡
仕上がったロングベストを、改めて撮影・確認後、お客様へご連絡。
ロングベスト
一枚で仕立てておりまして、さらっと心地よい絹を纏う喜びのあるお仕立てです。
ボタンはあえてブラックに少しマーブルグレーが入ったお色でシックに
色々なお洋服に合わせやすいようにお選びいただきました。
大島紬の軽やかでスキッとした生地感
軽い!と思わず言ってしまうロングベストは
暑い時期もおしゃれに羽織っていただき
寒い時期は重ね着にしていただいたりして
長い期間楽しんでいただけます。
お客様にご協力いただいて(有難うございます!)
ご着用いただいたお姿です。
長くご愛顧くださっていて、お写真撮影に快諾くださってます。本当にいつも有難うございます。
お渡し後のお客様の声
嬉しいお言葉いただきました。「父の羽織が、こんな風に素敵に生まれ変わるなんて感激しました。天国のお父さんの喜んでると思います。大切なものを、着れるようにしてくれてありがとうございました。」
お客様の笑顔と嬉しいお言葉が、お仕事を続けられる理由です。本当に嬉しいお言葉いただき有難うございます。
おわりに|想いが形になるリメイクを
着物は、ただの衣服ではありません。
それを身にまとう人の「人生そのもの」です。
リメイクによって、“仕舞われていた思い出”を、“今を彩る存在”へと変えることができます。
何か少しでも、皆さまの心の琴線に触れるものがありましたら幸いです。
ご紹介の許可を快くくださったお客様にも、改めて感謝申し上げます。
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Instagramでもご紹介しております。
一覧で写真が見やすく、思い出アルバムのように楽しんでいただけるページです。
リメイクにご興味のある方は、ぜひご覧いただければ嬉しいです。
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心を込めてお話をお聞きし、最適なご提案をさせていただきます。
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