帯アートフレーム

いつも静京のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
また、初めてお越しいただいた皆さまも、お立ち寄りくださりとても嬉しく思います。

今回は、【帯アートフレーム】というオリジナル製品のご紹介です。
「眠っている帯を、美しく飾り、日々の暮らしの中で共に過ごしていただけたら…」
そんな想いから生まれたアイテムです。

皆さまの心や生活が、少しでも豊かに、そして幸せなものになりますように。
その願いを込めて、現在ひとつひとつ丁寧に製作しております。

大切な帯を、これからも生かしていただきたい──
そんな想いから生まれたのが、静京オリジナルの【帯アートフレーム】です。

このフレームは、帯を切らずにそのまま畳んだ状態で飾っていただけるつくりになっています。
帯をフレームから外していただければ、もちろん再び身につけることも可能です。

想いのこもった帯を、暮らしの中でそっと寄り添わせながら、これからも使い続けていただけるように。
日常の中で着物の美しさや記憶を感じていただけたら嬉しく思います。

 

帯アートフレーム – 想い –

人生の大切な日々を彩ってきた、着物や帯。
けれど今、箪笥の中で眠っていたり、「誰に受け継げばいいのか…」と迷われていたり。
たとえ受け継ぐ方がいらしても、まだ先のことと、そのままにされている方も多くいらっしゃいます。

けれど本当は、着物や帯にはたくさんの嬉しい記憶が込められているはずです。
見るだけで心が温かくなる、そんな優しい力があります。

思い出すのは、お子さまの成長を心から喜ばれたあの日。
言葉にならない想いとともに、写真に収められた笑顔。
「もうこの着物を着る年齢になったのね」と、健康と成長をお祝いした日々。
その時間は過ぎても、心の中にあつくあたたかい記憶として残っているはずです。

また、受け継がれた着物や帯には、
もう一緒に過ごすことのないおじいちゃん・おばあちゃんのぬくもりも宿っています。
柄の好みやサイズ感から、お人柄や体格まで自然と思い浮かびますよね。
ただの「布」ではなく、家族の記憶と想いが生きている一枚なのです。

着物には、ただ身にまとうだけでなく、“記憶を纏う”という役割があります。
それは、家族の想いや、大切な日々の記憶を次の世代へと受け継ぐための、かけがえのない存在です。

けれど今、その大切な役割が、少しずつ難しくなってきています。
着物を受け継ぐ方がいない、着る機会がない、どう扱っていいかわからない──
そんな声を、寂しそうに、でも大切に語ってくださるお客様が増えています。

私は、そのひとつひとつのお話を伺うたび、胸が締めつけられるような思いになります。
「なんとかできないか」「もう一度、この着物を生かすことはできないか」
そう願って始めたのが、リメイクのお仕事でした。

けれど、もし帯を“そのまま”の形で生かせたら──
着物を着るときも、日々の暮らしの中でも、両方の満足を叶えられたら──
そう考え、私は新たな挑戦を始めました。

それが、帯を飾るという選択。
日常の中でアートとして帯を愛でること。
心の中にある記憶や想いを、美しいかたちで残し、共に過ごしていただくこと。

その方法を、ずっと模索してきました。

帯アートフレーム – 作家 -ATELIER KIGI

どうせ作るなら、見るたびに嬉しくなるものを
大切な帯を、誇らしく、美しく、暮らしの中に溶け込ませたい──
そんな願いを叶えてくれる方はいないだろうかと、ずっと想いを巡らせていました。

そして出会ったのが、ATELIER KIGI(アトリエ キギ)さん。
オリジナル&オーダーメイドの家具を手がける、女性の作家さんです。

彼女が生み出す作品は、まるで影絵やレースのような繊細なフォルム。
レーザー加工によって細部まで美しく彫り込まれたデザインには、凛とした美意識と静かな強さが宿っています。

小柄な方なのに、大きな家具から小さな作品まで、ひとつひとつ丁寧に対応くださる姿勢にも、深く心を打たれました。

ATELIER KIGI 公式サイトはこちら

帯アートフレーム – 仕様

帯をかけるための付属の棒。溝でかけることができるようになっています。

帯を用意していただいて、帯を正方形にしていただいて上の輪の部分に通します。帯は切らずに畳んだ状態です。

 

あとは閉じるだけ。

 

開閉しやすいこと。プッシュ式の金具を使っております。ポチッと押して開けて、ポチッと押して閉じます。

 

 

帯アートフレームは、フレームから帯を取り外すことが可能です。
そのまま収納いただくこともでき、再び帯として身につけていただくこともできます。
大切な帯を「使い続けられる」安心感も、このアイテムの魅力のひとつです。

そして何よりも──
お部屋のインテリアに、自然に、そして美しく馴染むこと。

おしゃれで、洗練されていて、ふと目をやるたびに心が喜ぶ。
「見ていたい」と思えるような存在感とビジュアルにこだわりました。

デザインから仕上げまですべてオリジナル設計で作られており、帯の美しさにより一層の華を添えてくれます。

また、大切な帯が傷まないよう、アクリル板でカバーし、さらにUV加工仕様の素材を採用。
お客様の「ずっと大切にしたい」という想いを、長く守れるように仕立てました。

きっと、お家の空間がより一層素敵に感じられるはずです。
圧迫感のないサイズ感で、帯のいちばん美しい柄を楽しんでいただけます。

帯も生かせる。空間も華やぐ。見るたびに嬉しくなる──
そんな喜びを、この一枚から感じていただけたら嬉しいです。

そして、この想いを叶えてくださった ATELIER KIGI さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

京都ギフトショーで初公開させていただきました

眠っている帯を、美しく飾る。
日々の暮らしの中で、そっと寄り添う存在に──
そんな想いを込めて、帯アートフレームをお届けする準備を進めています。

ご紹介に向けて、ただいま詳細をひとつひとつ丁寧に詰めております。
販売までもう少しお時間をいただきますが、心を込めてお届けできるよう準備中ですので、どうぞ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。

これからも、引き続きよろしくお願いいたします。