【リメイク】大島紬の着物と羽織から4本の日傘へリメイク
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この記事は『大島紬の1枚の着物と羽織から、4本の日傘へリメイク』をご依頼くださいましたビフォーアフターのご紹介をさせていただきます。上の写真は羽織の裏地です。ものすごい迫力の虎！かっこいいですよね！男性の裏は裏勝りという、脱いだ時にかっこいいのが美学だったりします。そしてこの画力がまたたまりませんね。絵を纏うことを日々の生活でしていた日本人はなんとかっこいいんでしょうか。いかに高い水準で物事を考えてものづくりしていて、それを受け入れて楽しみ慈しみ、この喜びを受け継ぐ文化です。
今も私たちの心の中に日本人の感性が息づいていて、日本ならではの着物に対する美学が素敵と一緒に感じていただけると嬉しいなと思いながらこの記事を書き始めました。
さて、シックでモダンなデザインが多い大島紬、シンプルなゆえにかっこよさが際立つお着物です。日傘になるビフォーアフターをぜひ最後までご覧くださいませ。
リメイクオーダー ビフォー 大島紬の着物と羽織
亀甲という亀の甲羅をモチーフにした幾何学文様の大島紬です。
亀甲の大きさが小さいほど高い技術が必要なので、亀甲の数に注目されていました。
アンサンブルという着物と羽織のセットでしたので、先ほどの羽織の裏の虎を全体で楽しんでいただきたくビフォーの写真がこれで最後になります。
大島紬の着物と羽織 リメイクオーダー アフター
スキットした紺色の日傘になりました
シンプルモダンな最高級の絹の生地の日傘です、絹のナチュラルな艶感が伝わりますでしょうか
さした時のビジュアルはこちらのイメージです
レース部分のアップです
こちらは黒色のレース
青色のレースは華やかに
わかりにくいかもしれませんが左が青色
右側がラベンダーを少し入れたようなお色でちょっとお色のニュアンスが異なります
ご家族で分けられるので、どの日傘も素敵でどの日傘にするかが悩ましいですね
手元はお選びいただけますので、２本ずつそれぞれ異なる手元をお選びになられました
タッセルがより高級な雰囲気を引き立ててくれます
真ん中：竹
左右：藤（申し訳ございません、現在は終了いたしました）
日傘の詳細はこちらのページです
お客様のご希望
4本の日傘、ご家族で分け合う喜びがあります
お揃いのきもの日傘は、レースのお色が違うところが特徴で、お選びいただくのも楽しいですね
実は、着物と羽織の２つ必要だったのは、お着物と羽織に一部変色や日傘にするには気になる汚れなどがあって、避けて生地取りをさせていただいたため、アンサンブル（着物と羽織）でお作りさせていただきました。このように状態によって日傘に生かせる部分を探しながら作業することもございます。できるだけ美しい日傘をお客様にお届けできますように努めております。
ご自身ではご判断難しいことも多いと思いますので、汚れなど気になることがございましたら気兼ねなくお声かけていただけたらと思います。
かっこいい大島紬の日傘のご紹介記事を最後までご覧下さいまして有難うございます。また掲載許可くださったお客様、ご依頼と許可くださいまして有難うございます、感謝の気持ちを写真と文章に込めて書きました。重ねて感謝申し上げます。
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