【着物お手入れと季節】秋の七草と虫干しのお話

季節を取り入れる着物の楽しさ

風が秋の気配を運んでくれるようになりました。ようやく“ほっ”とできるかな。と感じられるようになりました。とは言え、暑いですね~。

暑いからこそ秋らしさを感じたい今日この頃、着物にも良い季節がやってきました。季節感をコーディネートで表現できる着物の魅力。秋のコーディネートを考える時にちょっとだけ秋の七草のお話を。

秋の七草

お正月が終わったら「春の七草」。七草粥を食べて1年の無病息災を願い、それと正月料理で疲れた胃を休めますよね。ご存知の方も多いかと思いますが、秋も七草。桔梗・萩・女郎花・撫子・葛・芒(尾花)・藤袴。秋の自然に咲く草花を楽しむのはもちろん幸せですが、着物の柄になると日本ならではの繊細で美しい色と柄に昇華されて、また違った美しさ。着物で表現できること、素晴らしいです。

 

桔梗

紫色が美しい。

桔梗

小さな花と丸い葉の萩。着物の柄になるとより可愛い気がします。

萩

芒:ススキ

花穂が出たものは尾花と呼び方が変わるのも素敵。

虫干しのススメ

撫子

淡い色の小さな花の撫子。「大和撫子」の「撫子」はこの清楚で可憐な撫子からと言われています。

撫子

女郎花:オミナエシ

淡い黄色の小さい花は傘状に。可愛い女郎花。

女郎花

写真がないのですが、ほかの木にからみついて繁殖する強さが魅力の葛。

藤袴

写真がないですが、花の色が淡紫色。桜餅のようないい香りが特徴だそうです。実物見たいです。

 

秋の七草のご紹介でした。秋の七草ですが、実は残暑が厳しい時期に身にまとうことで季節感を一足早く味わえることから、夏の着物・帯・浴衣に多く用いられています。先人の先取りの感性が素敵です。そして、着物を着る時や素敵に着られてる方を見かけた時。このモチーフのお花なんだったけ?と思われてましたら、画像が参考になると嬉しいです。秋の七草。そして秋の着物を楽しみましょう。

 

虫干し

最近のお天気は台風の情報があったりして読めませんが、そろそろ湿気のない日が続くころだと思います。

そうなるとぜひ着物の虫干しをしてほしいです。サラッと気候の良い時に干してあげるのが一番です。難しいことを考えずに干して収納してください。面倒かもしれませんが、、面倒だと思います。そうです。そこがネックですよね。でも着物の状態をよりよく継続してあげるには、虫干しで湿気を飛ばしてください。そして汚れがないかを簡単に確認しながら収納してもらうだけ。お金はかかりません。

 

たくさん全部一気に片づけると気が重い。面倒だなぁという気持ちが勝ってしまいそうなので、少しづつ。少しづつ。2枚・3枚とかなら干して、畳むのもそれほど大変ではないと思うんです。それに、2、3枚づつならそれぞれの着物に対して目が届くので、もしかしたら気づいてなかったシミを見つけることができたり。見つけ次第すぐにしみ抜きして頂いたら古いシミにならずにすみますし。チェックもかねていただけると一番良いです。

 

箪笥の引き出し1つ。また1つ。という風に気がついたら全部できていて、できた!という感覚もいいですよね。嬉しい。そして、何より湿気対策バッチリ。

というのがオススメと思っています。なので9月の初めに書いています。今から少しづつでもやってみると、秋の天気のいい日にいい感じに干せますよね。そして今年は特に猛暑で湿気もかなり高かったので、できるだけ着物にも気を配って頂きたいので、ぜひぜひお願いします。

大事な時の着物ほど、着ないのでしまいっぱなしになります。振袖・訪問着・留袖・喪服。大事な時に必要ですから、1年に1回干してみてあげて下さいね。

 

お手入れワークショップ

余談になりますが、着物をお召しになる方にとって普段のお手入れや年間を通じてのお手入れの回数、また虫干しの事。そして衿元の簡単なよごれを取るベンジンの使い方。知っておくと自分で判断しやすいと思われる内容を、ワークショップでレクチャーしております。

お手入れワークショップ詳細はここをクリックしてください

今日は、初めて男性の方が受講いただきました。茶道をされて着物を年間お召しになられるので基本を知っておきたいとの事でした。お手入れは男女問わずですね。そして受講いただいた皆様にぜひ知っていることは周りの方にもお話してもらって、もっと着物が楽しく、お手入れのハードルも低くなって気軽になると思います。

着物が楽しくなる、着物ライフを楽しむ人が増える、そのお手伝いができればと思ってワークショップの講座を設けています。

余談が長くなりましたね。今日も長い文章を最後まで読んで下さって有難うございます。

 

 

お手入れ 丸洗いしみ抜きなど