オンラインショップより【浴衣の夏】

いつもたくさんあるウエブサイトの中から当店に辿り着いていただきまして誠に有難うございます。

この記事では、もうすぐ夏が楽しみになる浴衣のお話です。着物のリメイクやクリーニング、メンテナンス・お仕立てなど、いろいろお仕事させていただいていますが、夏は気軽に浴衣を着ていただけるので、この時期は素敵な浴衣もご紹介させていただけたらと思っております。伝統の技法を使って反物やコーディネートなどお話させていただきます。最後までご一読いただけると嬉しいです。


6月に入り、夏の足音が少しずつ近づいてきました。
皆さま、今年の浴衣のご準備はお済みでしょうか?

ここ数年、お祭りや夏のイベントから少し距離をとっていた方も、
そろそろ“本気で楽しむ夏”に気持ちを切り替えてもいいかもしれません。

関西万博もあありますし、活動的に動くことで生まれる楽しさ
もまたいいですよね。

そこで夏といえばお祭り。

日本の夏祭りは、単なるレジャーではなく、古来より「五穀豊穣」や「無病息災」を祈る行事として人々に受け継がれてきた大切な文化です。太鼓の音、提灯の灯り、人々の笑顔——そこには“生きるエネルギー”があふれていて、明日への活力をもらえる、そんな力があります。

そうした場にこそ、伝統的な技法で染められた本物の浴衣をまとう喜びを感じていただけたらと思います。

大人の浴衣を、装う贅沢を

これまでの“可愛らしい”浴衣も素敵ですが、
今年は少し趣を変えて、“大人の浴衣”に挑戦してみませんか?

人の手によって染められた、丁寧な職人技が息づく一枚。
それをまとうことで生まれるのは、「着る喜び」と「歳月を重ねてもなお感じる美しさ」。
それは一過性の流行ではなく、伝統が持つ力強さと優しさに触れる体験です。

何年経っても、その度に新鮮なときめきをくれる。
そんな一枚に出会っていただけたら嬉しいです。

おすすめ浴衣のご紹介|竺仙謹製 綿絽 秋草文様

こちらの反物を作っているのは東京の老舗『竺仙』さん
https://www.chikusen.co.jp/about_us/

歴史は古く今から175年程前、天保年間の創業(1842年)。
江戸時代の創業より受け継がれた技術を今もなお変わらぬ製法で生み出す美しい反物は、見る人を着る人を魅了し続けています。それもそのはず、江戸染の独特な技術を活かし江戸小紋から浴衣へと世間に名を馳せ、歌舞伎の世界にまで名前が登場するほど。伝統的な文様、技法、素材どれをとっても洗練され作り上げられた世界は、着るたびに人を幸せにしてくれます。その価値は見てるだけではなく、体感していただくものだと考えております。何度も、何年も竺仙浴衣を纏う喜びを味わっていただきたいと思います。

お若い方にも年齢を重ねても長く楽しく美しく着られること帯を変えて何通りでも着られるのは本当に嬉しい。竺仙が選ぶ綿糸の上質で細くてしなやかさ、伝統のデザインと質のクオリティは、着れば着るほど感じられる浴衣です。

■生地について(竺仙公式HPより引用)

竺仙の綿絽生地は、一般的な【平絽】ではなく、絽目を不規則に並べた【乱絽】を使用しています。
それによって生まれる“もわり”とした独特の風合いが、着姿に涼やかさと奥行きをもたらします。
繊細な細い糸で織られているため、手触りも非常に柔らかく、肌にやさしい着心地です。

■染めについて

染色には、日本の伝統技法である【注染(ちゅうせん)】を使用。
型に沿って糊を置き、染料を注ぎ込むことで、手染めならではの美しいグラデーションと味わいが生まれます。

■文様・配色

萩・女郎花・桔梗・撫子・薄(すすき)といった秋草が伸びやかに描かれ、
灰色と黒のぼかしによる洗練された表現が、上品な着姿を演出してくれます。

■コーディネート提案

・黒の博多帯で凛とした印象に
・赤を差し色に使い、大人の華やかさを演出
・深い藍や青を効かせ色に取り入れるのもおすすめです

 

おすすめ浴衣のご紹介|江戸長板 縞紬豆引染 菊・鶴文様

人が生み出す伝統の技術による文様。華やかな菊・鶴文様が特徴です。 美しい日本の風景を感じるデザイン 優雅な菊と流れる流水、そして控えめな萩の文様が お着物に優れた美しさをもたらします。

長板中形染めとは、型染めの一種になります。

紫紺色は、紫色に近く若干深みがあるので紫紺色と表現させていただきました。いシックでモダンなお色。自然と人の手によって生まれるお色の出方が美しく、プリントにはない質感をしっかりうっとり感じて頂けると思います。

長板で型染めされた生地。生地そのものが紬なので縦縞におられています。縦縞と型染めとの重ねのデザイン性の高さ。着る人を美しく魅せてくれること間違いありません。キリリとしつつナチュラル感も女性らしさも全部取り入れたコーディネートで素敵に着こなしを年齢をいくつ重ねても楽しんで頂ける浴衣。

そして、綿紬生地は、しなやかでいてこれぞ浴衣の雰囲気を纏います。この風合い、デザインこそオトナが選ぶ浴衣、素材へのこだわり。

コーディネート

 

おすすめ浴衣のご紹介|江戸長板 縞紬豆引染 菊・流水・萩文様

同じく江戸長板 縞紬豆引染の浴衣反物です。墨色で描かれた文様は、黒にはなくグレーでもないシックでモダンなお色。自然と人の手によって生まれるお色の出方が美しく、プリントにはない質感をしっかりうっとり感じて頂けると思います。

 

少しだけご紹介させていただいきました。オンランショップにいろいろ掲載させていただいております。こちらぜひチェックしていただけたらと思います。

ご購入はこちらから(店頭・オンライン対応)

浴衣を通して、日本の伝統と“装う楽しさ”を体感してみませんか?
静京では、店頭とオンラインショップにてお求めいただけます。

🔗オンラインショップはこちら

オンラインショップ